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2019.06.06

香港人インバウンドの特徴|FUN! JAPANアジア訪日外国人観光客データ

訪日香港人旅行者の誘致やプロモーションを行うために肝心なのは、香港人の特徴を知ることです。

そこで今回は、訪日香港人旅行者の行き先や旅の傾向から、香港人の性格や食生活といった基本情報まで紹介。インバウンド・アウトバウンド施策を検討中の方は、ぜひご参考ください。

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■ 訪日香港人旅行者(香港人インバウンド)の基本情報

・香港からの訪日者数

220万7900人(2018年現在)。年々、右肩上がりに上昇しており、2013年から約3倍ほど増えています。

・訪日香港人人旅行者の消費額

2018年は約3,355億円。2013年時点では235.6億円程度だったため、数年で十倍以上に増えています。

・訪日香港人旅行者の都道府県別訪問率

1位:大阪府(35.5%)
2位:東京都(27.8%)
3位:千葉県(25.4%)
4位:京都府(19.4%)
5位:沖縄県(13.8%)
出典:観光庁『訪日外国人消費動向調査(平成29年版)』

最近の訪日香港人旅行者の傾向として、関西地方の人気が高く、大阪、京都、奈良へセットでまわる人が増えています。大阪はグルメやショッピング、京都は金閣寺、銀閣寺、清水寺など写真に収めたくなるような歴史の古いお寺巡りの人が多く訪れています。東京は、東京国際空港があるため旅の中継地点として利用者が高く、ショッピング目的の人も少なくありません。チケット料金が安いLCCの直行便が多いため、セールで安い航空券を購入して、年に何度も日本に旅行する人もいます。

また、千葉県は東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが目的と考えられます。5位の沖縄は、香港から距離が近く、直行便の航空券も安くて手軽に行けることから、人気が高いようです。香港の海はキレイではないと感じる人が多く、生活のストレスから解放されたい願望から、澄んだ青い空と海に癒されたい願望があるのかもしれません。

・香港人の訪日回数(観光客)

出典:観光庁『訪日外国人消費動向調査(平成29年版)』

外客全体に比べると、香港人観光客はリピーターが全体の80%以上を占めています。さらに、観光目的で4回以上来日している人は50%超えしています。他国と比べても、熱心な日本好きが多いことが分かります。

・訪日香港人の旅行形態(観光客)


出典:観光庁『訪日外国人消費動向調査(平成29年版)』

香港人観光客はほとんど個人旅行の傾向があります。LCCのおかげで自分で予約した方が安くなり、旅行情報も簡単に手に入るため、団体旅行より個人旅行の方が好まれます。

・香港人の滞在日数(観光客)


出典:観光庁『訪日外国人消費動向調査(平成29年版)』

6日間以内の滞在が約60%です。人気の大阪や東京まで香港から4時間弱のため、短期間の小旅行を好む傾向にあります。7日以上の長期滞在をする人は、旅行先が遠方である可能性があります。北海道や東北などの遠方への旅行を検討している人は、せっかくだからこそ、航空券を最大限に使いたいと考えて滞在日数が長くなる傾向にあります。

・月・年別 訪日香港人数の推移


出典:日本政府観光局(JNTO

最も多く訪れるシーズンは、7月、8月夏休みの時期です。学生は7月中旬から8月末まで夏休みのため、高い航空運賃にも関わらず、最も人気な時期です。秋から冬にかけては減少しますが、年末年始、および旧正月に祝日(1225日、26日、新年11日、旧正月は1月、もしくは2月に3日間)があると同時に、小・中学生はクリスマス休暇と旧正月休暇がそれぞれ2週間ほどありますので、家族旅行が増えると考えられます。社会人は先ほど挙げた休暇以外に、4月にイースター休暇があり、連休となれば訪日旅行を検討する人が多くなります。

(参考)香港の祝日はこちら

 

訪日香港人観光客の特徴

・日本に旅行する香港人の傾向

リピーターが多いため、定番のスポットを巡るより、観光客があまり多くない穴場スポットへ行きたがる人が増えています。また、香港から日本までのLCCの路線が多く、東京や大阪など大都市だけではなく、九州や四国や中国地方の直行便もあります。そのため、同じ場所へ旅行するより、色んな都市を制覇したがる傾向にあります。また、短期間で多くの観光地に行きたいという願望があります。さらに屋台文化のため、夜遊び好き。夜遅くまで営業している商業施設やドラッグストアの買い物が好きです。朝から夜遅くまで出かけて、時間を存分に使う人も少なくありません。

香港人の日本旅行のパターンは、花見(桜や紅葉など)、グルメ(特にお寿司・牛肉、海鮮、刺身など)、夏祭り・花火大会、温泉、買い物(夏・冬セール(福袋)、日本ブラント、アウトレットなど)、絶景スポット(香港の自然絶景があまりないため)。

・香港人に人気のお土産

ドラッグストアの商品は特に人気があります。日本製の医薬品(EVE・新ビオフェルミンなど)や化粧品(特に資生堂・SK-II・ミノン)といった信頼感があるかつ日本でしか買えられないものに興味津々です。香港で買うより日本の方が安くなりますので、大量に購入する人もいます。また、香港人は「限定」の言葉に弱く、北海道の「ロイズチョコレート」、「じゃがポックル」、コンビニ限定の抹茶チョコレートなど、地域や期間限定のお菓子は大変人気があります。

・訪日香港人観光客の情報収集スタイル

香港の書店、コンビニで売られている旅行ガイドブックを参考にする人が多いです。(ガイドブックを図書館で借りる人も多数、特に2018年間小説部門以外の貸出数ランキングでは、日本関連のガイドブックが1位~8位、10位を占めるほどの人気ぶり ※9位はオーストラリア関連)また、ウェブサイトの記事や人気ブロガーの日本旅行記を読む人もいます。FacebookInstagramで、またはKOL (Key Opinion Leader/専門性の高いインフルエンサーのこと)から情報収集もしています。

・香港で人気の日本の有名人

90年代、香港で日本のテレビドラマがブームだったこともあり、香港で有名な日本人は俳優が多いです。よく知られている有名人は、90年代にドラマで大ヒットでした木村拓哉さん、福山雅治さんをはじめ、ここ数年で主演ドラマが話題になっている新垣結衣さん、石原さとみさん、北川景子さん、山下智久さん、小栗旬さんなどが挙げられます。台湾にルーツがあるお笑いタレントの渡辺直美さんも人気があります。

また、ジャニーズや香港にもショップがあるAKBグループ(乃木坂46含む)なども人気があります。歌手なら安室奈美惠さん、宇多田ヒカルさん。浜崎あゆみさん、中島美嘉さん、平井堅さんも香港で大ヒットしたため知名度が高いです。近年では声優関連のイベントも年に一回開催されるほかONE OK ROCK、ゆず、SEKAI NO OWARI23年に一回ほど香港でコンサートで行い、若い人を中心に支持を得ています。また、70年代~90年代はJ-POPが現地で大人気を博したため、アイドル(松田聖子、中森明菜、酒井法子など)、小室哲也、西城秀樹なども30代~50代の間では知名度が高いです。

日本のエンタメ情報を即日配信するメディアや個人ブログ、Facebookが人気で、日本で情報が出て30分から1時間程度で香港にも広まります。日本の女性誌は香港の書店でも発売されており、発売日を意識して買いに行く日本好きも珍しくありません。

・香港で人気の化粧品ブランド

資生堂、SK-II、雪肌精(コーセー)、FANCLなどの有名ブランドから馬油、極潤を中心としたプチプラ系も香港にもテレビCMや広告看板が多いので、まずはブランドの知名度が高いです。それに、日本大手ブランドの生産管理に信頼できますので、人気もあります。さらに詳しい情報は下記をご覧ください。

✧ 台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア 化粧品使用の実態 調査結果 vol.2

・香港で人気の日本の調味料

以前とったアンケートでは、味噌、醤油、ワサビの順で好きな人が多い結果になりました。また、福岡市のメーカーが輸出している柚子胡椒も人気があります。さらに詳しい情報は下記をご覧ください。

✧ 台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア 利用する調味料の実態 調査結果 vol.2

・香港人が日本の商品を買うときによく利用するECサイト

香港では日本の商品をECで買った経験のある人が半数以上います。日本の商品を購入する際、楽天、アマゾン、淘宝、専門店のECサイト、Yahoo! Shoppingなどがよく利用されています。さらに詳しい情報は下記をご覧ください。

✧ ECサイトで何を買う? アジア6カ国の日本での ショッピング調査・結果発表

■香港の基本情報

名称 香港(英語:Hong Kong

主要都市 中環,尖沙咀

面積 陸地:1106.66km²;海:1648.37km²(合計:2755.03km²

人口 約748万人(2018年12月現在)

言語 広東語(繁体字)、英語、標準中国語(普通話)

宗教 イスラム教(連邦の宗教)(61%),仏教(20%),儒教・道教(1.0%),ヒンドゥー教(6.0%),キリスト教(9.0%),その他

通貨 香港ドル (HKD) 1香港ドル=13.80円(2019年6月現在)

一人当たりの名目GDP  48,958米ドル(2018年,香港貿易発展局)

日本との時差 -1時間

出典:外務省「香港基礎データ」

香港人の特徴

・香港人の国民性・性格・特徴

効率性と正確性がNo.1、せっかちな一面も

効率性を求め、正確性が高く、行動がスピーディ。そのため、せっかちな一面もあります。無駄を嫌うため、お金を最大限に使いたがります。しかし、お金を無駄に使いたくないことから、あらゆる面で価格を比較する傾向があります。サンプルや割引券が惹きつけられます。

幼少期から異国文化に慣れている

1997年までイギリスの植民地であり、中国とは異なり、イギリス文化が入り交じる特殊な国民性を持っています。祝日に欧米諸国のイースターやクリスマス休暇があります。海外の物事に興味があり、異文化や国際情勢に関心が高いです。

「兩文三語 (Bi-literacy and Tri-lingualism)

イギリスの植民地だったため、香港政府の公用語は中国語(簡体字ではなく台湾で使われている繫体字)と英語があります。返還後、標準中国語が普及しています。そのため、母国語の広東語以外、英語と標準中国語を話せる人が多いです。若い世代は3か国語を操れる人が一般的です。

見た目はクール、中身は熱い人が多い

香港人は、喋るスビートが速く、声が大きいため、「喧嘩しているみたい」と言われることがしばしば。それは、広東語の声調が9つあり、強い抑揚の原因のひとつです。香港人の性格は自ら積極的に話しかけるタイプではなく、見た目はクールで冷静な印象。近寄りがたいと思われることもありますが、中身は熱い人も多いです。

日本ブームの時代

1980年代から2000年代中期、香港で広東語バージョンの日本の歌が大量カバーされ、ヒットしていました。日本のテレビドラマも同時に放送され、「ロングバケーション」、「踊る大捜査線」、「金田一少年の事件簿」、「ひとつ屋根の下」などが香港人の娯楽に溶け込んで深く浸透していました。さらに、1960年代から90年代まで、香港のテレビ局で紅白歌合戦が放送されていた歴史もあります。

・食事スタイル

色んな種類をちょっとずつ楽しみたい

色んな料理を食べたいので、ひとつのグルメをシェアするケースが多いです。食べ歩きで買ったものも、みんなで一口ずつ分け合って食べます。同様に、色んな料理を味わえる食べ放題やバイキングも好きです。

酒を飲むことは少ない

日本のように日常的にお酒を飲むという習慣はありません。ビールはおじさんたちが飲むイメージが強く、若い世代がお酒を飲む時はカクテルやワイン、果実酒を選ぶ傾向にあります。香港で友人や会社の集まりがあるときは、飲みに行くのではなくご飯を食べに行きます。しかし、結婚式やお祝いの場面など、大きな宴会ではお酒を飲みます。

食べるより撮影が優先

「インスタ映え」は香港でも浸透。食べる前に写真を撮り、SNSに投稿する女性が多いです。有名なレストランやグルメスポットでチェックインすることも習慣になっており、豪華な料理や高級食材の体験、および話題になっている店に行くといった“リア充生活”のアピールを好みます。

和食といえば、とにかく海鮮と肉!

香港でも和食レストランが多く、香港人も頻繫に食べています。和食料理の中でも、海鮮が人気です。特に安い寿司(一握り約3HKドル)チェーン店が数多く展開。しかし、香港は食品文化では、生ものを食べる習慣はほとんどありません。生で食べられるものといえば、日本というイメージ。日本で食べるほうが安全、なおかつ比較的に安いとされるため、日本滞在中は、お寿司や刺身をよく注文し、カニや牡蛎なども生で食べます。また、肉料理も人気が高く、牛肉、特に和牛を好む香港人はとても多いです。

・香港人の習慣・注意すべきマナー

注意すべきこと:中国との関係

「中国人」より「香港人」と呼ばれる方が嬉しいです。異なる制度や法律(一国二制度)があり、中国とは教育も環境も離れているためです。特に注意すべきは言語。広東語が分からない場合は、標準中国語より英語で声をかけた方がベターです。書類や資料の言語は簡体字ではなく、台湾でも使われている繁体字の方が好まれます。それはかつて正式的に簡体字を教わる学校が少なかったので、簡体字がわからない人が多いためです。

習慣・マナー:食事

水道水は飲みません(沸かしてから飲むのが一般的)。また、生卵を食べる習慣もありません。常に暖かい料理を好み、お弁当を温かくして食べる習慣があります。香港のレストランは基本室内全面禁煙(ほかにもオフィス、バー、一部の公園、大半の公衆エリアでも全面禁煙)ですが、ご飯を食べながら煙草を吸う人もいます。また、レストランを予約したとしても、店側が事前に食べ物を準備するわけでもないので、ドタキャンの場合や時間を守らない人もいます。

・香港で人気のSNS

テキストチャットの通信機能はWhatsAppsが一般的に使われています。写真の投稿などはFacebookInstagramが圧倒的に人気です。しかし、投稿頻度はあまり高くなく、シェアをするのも必要なとき以外はせず、情報を得たり、友達の投稿を見たりすることがメインのようです。さらに詳しい情報は下記をご覧ください。

✧ 台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア スマホ利用実態調査結果

✧ 台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア SNS利用実態調査結果(FUN! JAPAN Lab

・香港で人気のあるキャラクター

キャラクターは「ドラえもん」が特に知名度が高いです。アニメが放映されていたジブリの「となりのトトロ」、「ポケットモンスター」、「ちびまる子ちゃん」、「リラックマ」、「ぐでたま」、「ハローキティ」、「くまもん」、日本生まれのキャラクターも年齢に関係なく愛されています。さらに詳しい情報は下記をご覧ください。

✧ アニメや漫画でおなじみのキャラクターがランクイン!台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシアで人気のキャラクターグッズ調査結果発表

・香港人の希望就職先および留学先

公務員、エンタメ業界、起業家の就職先を希望する人が多数。日本好きな人は、日本への留学を60%が希望している結果が出ています。さらに詳しい情報は下記をご覧ください。

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・香港で人気の有名人

【歌手・俳優】陳奕迅(Eason CHAN
【歌手・俳優】劉 徳華(Andy LAU
【俳優】周 星馳(Stephen CHOW)
【俳優】周 潤發(Patrick CHOW)
【俳優】梁朝偉(Tony Leung)
【女優】張曼玉(Maggie Cheung)
【歌手・女優】鄭秀文(Sammi Cheng)
【歌手】張 學友(Jacky CHEUNG
【歌手】Jackson WANG Ka-Yee(韓国GOT7のメンバー)
【アクション俳優】甄子丹(Donnie YEN Tze-dan
【タレント】黃子華(Dayo Wong Tze Wah
【映画監督】王家衛(Wong Kar-wai)

・香港で300万人以上のフォロワーを持つインスタグラマー

 

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