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静岡県は中部地方に所属しており、富士山があることで訪日旅行者の間では有名。Japan Free Wi-Fiや訪日旅行者向けの観光案内所、免税店なども充実している。一方で、消費単価は低く、富士山以外の魅力の認知を拡大していけば、訪日旅行者数が伸びると予測される。
2019年の静岡県の訪日外国人客数は1602546人で、全国13位。
2019年の訪日観光客数を国籍、地域別にみると中国が訪問者の64.23%を占め、静岡県に最も多く訪れている。続いて台湾が5.66%、韓国3.48%、米国3.28%、その他3.05%となった。この上位5カ国で全体の79.7%を占めている。
2019年のインバウンド消費割合を国籍、地域別にみると中国がインバウンド消費額の48.81%を占め、静岡県で最も多く消費している。続いて台湾が7.02%、韓国6.15%、米国5.45%、その他4.63%となった。この上位5カ国で全体の72.06%を占めている。
静岡県における2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、買物代が消費額全体の37.81%を占め、続いて宿泊費が33.75%,飲食費が22.34%となった。
基本的に、予想通り富士山とお茶が第一印象と答えた方が多かった。ベトナム人は県名と富士山の関連性を知らない方が多いのか、何も思い浮かばないと答えた方もいる。
インドネシア人、タイ人や台湾人は富士山と答えた方が多かった。ショッピングへの興味が強い香港人は御殿場アウトレットと答えた人が多かったほか、伊豆や熱海の温泉観光地にも興味を示している。
富士山が各国共通の人気な観光スポットで、インドネシア、マレーシア、香港の方々の間では、旅行中でも登山することへの抵抗感が少ないのか、富士山に登ることも人気。ショッピングへの興味が強い香港人は御殿場アウトレットと答えた人が多かったほか、伊豆や熱海の温泉観光地での入浴体験にも興味を示している。
訪日リピーターの多いタイ、台湾、香港で同時に出たキーワードがお茶。残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムでは静岡県のグルメは、印象にないようだ。
いずれの国においても、お茶とうなぎパイが人気のようだ。わさびの刺激が珍味ということで、タイ人の間ではワサビ関連商品も人気のようだ。
マレーシア、タイ、台湾、香港では熱海エリアが人気な宿泊スポットなっている。リピーターが多い台湾と香港は伊豆と下田も挙げている。
参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計
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