お問い合わせはこちら

2019.09.19

インド人インバウンドの特徴|FUN! JAPANアジア訪日外国人観光客データ

訪日インド人旅行者の誘致やプロモーションを行うために肝心なのは、インド人の特徴を知ることです。

そこで今回は、訪日インド人旅行者の行き先や旅の傾向から、インド人の性格や食生活といった基本情報まで紹介。インバウンド・アウトバウンド施策を検討中の方は、ぜひご参考ください。

サービス資料ダウンロードはこちら

■訪日インド人旅行者(インド人インバウンド)の基本情報

・インドからの訪日者数

15万4100人(2018年現在)。2015年に初めて年間10万人の訪日者数を記録して以来、年々、右肩上がりに上昇しています。

2018年4月には、単月として過去最高となる1万7713人を記録したほか、多くの月で前年同月比 2 桁増を記録。訪日者数はこれからもますます増えることが予測されます。

・訪日インド人旅行者の消費額

2018年は約247億円。内訳は、宿泊費115億円、飲食費52億円、買物代41億円、交通費33億円、娯楽等サービス費6億円、その他1億円です。(参考:訪日外国人消費動向調査 2018年年間値(速報)

・訪日インド人旅行者の都道府県別訪問率

1位:千葉県(88.1%)
2位:東京都(86.5% )
3位:大阪府(48.0%)
4位:京都府(43.1%)
5位:神奈川県(25.5%)

出典:観光庁『訪日外国人消費動向調査(平成29年版)』

訪日インド人旅行者の傾向として、東京、大阪、京都のゴールデンルートをまわる人が一般的です。インドはヒンドゥー教、イスラム教、仏教と多様な宗教が信仰されている分、自分が信仰する以外の宗教に寛容なお国柄で、日本でも京都や東京のお寺巡りをする人も少なくありません。神奈川県は鎌倉、箱根といった定番の観光地に人気が集まっており、鎌倉では鎌倉大仏殿高徳院を訪れる人も多くいます。

・インド人の訪日回数(観光客)

出典:観光庁『訪日外国人消費動向調査(平成29年版)』

 

他の外客全体に比べると、インド人観光客は1回のみの訪日回数が全体の70%以上を占めています。2018年1月からインド国民(一般旅券所持者)に対する短期滞在数次ビザの緩和措置(申請書類の簡素化、発給対象の拡大)を実施しているため、これから訪日回数が増える可能性が高いです。

・訪日インド人の旅行形態(観光客)

出典:観光庁『訪日外国人消費動向調査(平成29年版)』

インド人観光客は、外客全体に比べて個人旅行の割合が82.2%と高い結果になっています。個人旅行とはいえ、企業の社員への報奨として行う「インセンティブ旅行」が主流といわれています。

・訪日インド人の滞在日数(観光客)

出典:観光庁『訪日外国人消費動向調査(平成29年版)』

 

3日間以上の滞在が約98.7%と、ほとんどの訪日客は4日以上滞在しています。インドから日本まで旅行するのに手続きが複雑であり、せっかく行くなら長く滞在したいと思う傾向にあります。

・月・年別 訪日インド人数の推移

出典:日本政府観光局(JNTO)

最も多く訪れるシーズンは、春を迎える4~5月です。インドでは桜が珍しく、日本で満開の桜を見ることを目的に来日する人が多いです。また、ヒンドゥー教の「ダシェラ祭(9月~10月)」、インドのお正月にあたる「ディワリ祭(10月~11月)」はホリデーシーズンとなるため、訪日客が増加します。

インドの祝日はこちら

訪日インド人観光客の特徴

・日本に旅行するインド人の傾向

前述のとおり訪日回数1回の日本ビギナーが多いため、代表的な観光スポットを訪れることが定番になっています。また、インセンティブ旅行が多いこともあり、東京、大阪、京都といった定番観光地を訪れる傾向があります。

インセンティブ旅行以外ですと、家族の絆を大切にする国民性のため、家族みんなで来日する人が多いです。仏教徒以外の宗教の人でも日本のお寺や神社への関心が高く、東京を拠点に行ける有名な寺社仏閣へ参拝に行傾向にあります。人気がある寺社仏閣としては、神奈川県の鎌倉大仏殿高徳院、栃木県の日光東照宮が挙げられます。

インド人が日本旅行で期待することは、桜の花見、自然の絶景スポット、由緒ある寺社仏閣、買い物(日本ブランド、アウトレットなど)などです。

・インド人に人気のお土産

日本と同じく、職場や学校の人間関係を大切にする人が多いため、自分へのお土産より友人知人のためのお土産を買うことを重視します。インドでは、レンズ豆でつくったおせんべいのような「パパダム」(下記写真参照)がお菓子感覚でよく食べられているため、日本のおせんべいは人気があります。また、抹茶味のスイーツなど、日本らしさのあるお菓子も好まれます。

日本製の美容品は若い世代の女性に人気があり、シャンプー、洗顔料といったものをドラッグストアで購入する人も少なくありません。

・訪日インド人観光客の情報収集スタイル

日本旅行をしたことのある人がそこまで多くない分、訪日経験のある人から情報を聞き出すことを重視しています。個別の観光施設やレストラン、ホテルなどのスポットはGoogleで検索し、Google上のユーザー評価が高いところを指標に訪れる場所を決める傾向にあります。SNSはFacebook、webサイトはまとめ記事など、日本と同じようにインターネットの情報は重宝されています。

・インドで人気の日本の有名人

インドでは日本のドラマや映画、音楽があまり知られていない反面、漫画やアニメは20~30年前からテレビ放送されているため、ドラえもん、ドラゴンボール、ポケットモンスターといったキャラクターこそが”日本の有名人”ともいえます。

一方、インド国内は情報系を学ぶ人が多いこともあり、SONYの平井一夫元会長、任天堂の岩田聡元社長、コナミデジタルエンタテインメント執行役員副社長を歴任したゲームクリエイターの小島秀夫さんなども知られている存在です。

また、日本に興味がある人なら「忠犬ハチ公」物語が好きな人が多いため、飼い主である農学博士・上野英三郎さんとハチも有名です。

・インドで人気の日本の調味料

インドの家庭料理はカレーをはじめとするインド料理が大半で、スパイス系の調味料しかない家庭も珍しくありません。そのため、日本の調味料を使うのは日本料理店や寿司店のみのため、しょうゆとわさびが日本の調味料の代名詞といえる存在です。

・インド人が日本の商品を買うときによく利用するECサイト

インドでは日本の商品を購入する際、アマゾンのほか、インドのEコマース最大手Flipkart(フリップカート)もよく利用されています。

インドの基本情報

 

名称 インド(英語:India ヒンディー語;भारत)

主要都市 デリー、ムンバイ、バンガロール

面積 328万7,469㎢

人口 12億1,057万人(2011年国勢調査)

言語 連邦公用語はヒンディー語,他に憲法で公認されている州の言語が21

宗教 ヒンドゥー教徒79.8%、イスラム教徒14.2%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.7%、仏教徒0.7%、ジャイナ教徒0.4%(2011年国勢調査)

通貨 ルピー(Rs)  1ルピー=1.49(2019年8月現在)

一人当たりの名目GDP 1,939米ドル(2017年:世銀資料)

日本との時差 -3時間30分

出典:外務省「インド基礎データ」

■インド人の特徴

・インド人の国民性・性格・特徴

のんびりでマイペース、すこし時間にルーズ

おおらかでマイペースな人が多いです。時間にルーズな一面があるため、待ち合わせ時間は慎重に決めましょう。

IT大国のインド。若者は仕事にまじめで上昇志向がある

いまやIT大国といわれるインドでは、一流異形のエンジニアとして採用されるために、優秀な若者たちは熱心に勉学に励んでいます。アメリカやヨーロッパ、日本などのエリート校への留学生も増えています。

若者がエンジニアを目指すのは、インドは職業によって給料が全く異なるため。そのぶん、もらっている給料分がんばって働こうと思うので、エンジニアなどの高給職に就いている人ほどまじめで正確に仕事をこなします。       

職場の人間関係を気にしている

おおらかな性格の人が多いこと、そして実力至上主義のイメージがありますが、実は職場の人間関係を大切にしています。上司と仲が悪ければ仕事が冷遇されることがあるため、旅行先では職場へのおみやげを購入する人が多いです。また、知人や友人関係で仕事を紹介しあうことも珍しくありません。

親戚付き合いは絶対!冠婚葬祭を大切にする文化

日本と同じく、年配者ほど親戚関係の付き合いを重要視します。親戚の結婚式、葬式への参列は絶対。ヒンドゥー教の「ダシェラ祭(9月~10月)」、インドのお正月にあたる「ディワリ祭(10月~11月)」が長期休暇となり、日本のお盆や年末年始のように、宗派ごとに帰省します。

映画が大好き!興奮して上映中に叫ぶことも

インドで老若男女問わず最も人気がある娯楽は映画です。インド映画は、1995年公開の『ムトゥ 踊るマハラジャ(原題:Muthu)』を皮切りに、『きっと、うまくいく(原題:3 Idiots)』、『バーフバリ』シリーズなど世界的なファンを多く抱えており、インド・ムンバイの映画産業はムンバイの旧称”ボンベイ”と”ハリウッド”をかけ合わせて「ボリウッド」と呼ばれています。インドの映画館では、大半の人が上映中でも叫んだり檄を飛ばしたり、エキサイティングしながら鑑賞。家族や友達など、親しい者同士で観に行く人が多いです。

・食事スタイル

基本は右手で食べる

食事をするときは、右手を使って食べます。左手は不浄とされており、食べるときには使いません。外出先では食べる前にトイレで手を洗い、食事を終えたらフィンガボールで手を洗います。また、不衛生なレストランでは右手を遣わずにスプーンで食べることもあります。若者を中心に一般的なテーブルマナーを理解している人が多いため、洋風のレストランへ行けばナイフとフォークで食事します。

カレーは外食としても人気

カレーは自宅以外にも、外食としてもよく食べられています。インドはカレーの種類が豊富なので、「カレーレストラン」という総称ではなく、住んでいる地域や種類に合わせたカレー店があり、食べたい種類のカレーに合わせて店を選びます。

日本のカレーは好きな人もいますが、スパイスより甘みが強く、牛肉が入っているため、インド人が想像するカレーと違うと感じる人もいます。

インドでお肉といえば「チキン」と「マトン」

インド国民の約80%が信仰するヒンドゥー教は、牛肉を食べることが禁忌とされ、日常的に食べません。しかし、「お腹が空いたときに食べるのはいい」とされているので、イスラム教ほど厳格ではありません。ヒンドゥー教徒は牛肉、イスラム教徒は豚肉を食べないため、インドでお肉といえばチキンとマトン(羊肉)。魚もよく食べられています。ただし、ジャイナ教など一部の宗教は肉も魚も一切食べない戒律のため配慮が必要です。           

お酒を飲むことは若い世代ほど少ない

日本に比べるとインドの人々はお酒を飲まず、若い人ほど飲酒量は少ないです。仕事のお付き合いで飲むこともあまりないため、日本のような会社の飲み会はほとんどありません。

インド人の習慣・注意すべきマナー

食事のマナー

生卵を食べる習慣、水道水を飲む習慣はありません。イギリスの影響を受けているので、スープのときに音を立てないなどは正しいマナーとされています。

失礼にあたるマナー

人に物を渡すとき、握手をするときなどに左手を使うのは失礼だとされています。食事中も右手だけを使うように心がけましょう。また、人の頭には神様が宿るというヒンドゥー教の教えから、人の頭に触ることもタブーとされています。子どもの頭をなでる行為もNGです。

インドで人気のSNS

Facebookが圧倒的に認知度が高いですが、近年ではInstagramを利用する人も増えています。Facebookは親族ともつながっている人が多いため、当たり障りのない投稿はFacebook、プライベートな投稿はInstagramと使い分けています。テキストチャットの通信機能として、WhatsApp、Messengerなどもよく利用されています。

・インドで人気のあるキャラクター

キャラクターは「ドラえもん」が特に知名度が高いです。アニメが放映されていたジブリ作品、「ドラゴンボール」、「名探偵コナン」、「NARUTO - ナルト ‐」など、日本生まれのキャラクターは若者を中心に愛されています。

・インド人の希望就職先および留学先

プログラミングや開発といった情報系の学部からエンジニアとして就職したいと希望する人が多いようです。大企業思考で、留学は優秀な企業に就くために必要と考える人も少なくありません。アメリカやヨーロッパ、日本へ留学する人は大学院から入る人が多く、奨学金のプログラムを利用している人もいます。

・インドの有名人・芸能人

シャー・ルク・カーン(俳優)、アクシャイ・クマール(俳優)、アーミル・カーン(俳優)、アイシュワリヤー・ライ(女優)、ジャクリーン・フェルナンデス(女優)、アーリヤー・バット(女優)、マヌシ・チラー(ミスワールド2017)、ラタン・タタ(タタ・グループ会長)、ナラヤナ・ムルティ(IT企業Infosys社創業者)、ビジェイ・シェカー・シャルマ(インド最大の決済サービスPaytm創業者。Paytmはソフトバンクとヤフーの合弁会社とPayPayをサービス提供)など。

・インドで人気のブロガー&インフルエンサー&Youtuber

記事に関するお問い合わせはこちら