山口県のインバウンド
山口県は中国地方に所属しており、地理的に近いこともあり、福岡県を訪れる訪日旅行者が、山口を訪れるパターンがあるようだ。このように、福岡県や別府温泉のある大分県、または広島県などとタッグを組んで観光ルートを作り、プロモーションを実施すれば、訪日旅行者数が伸びると予測される。
データで見る山口県のインバウンド状況
訪日観光客数(2019年)
2019年の山口県の訪日外国人客数は181681人で、全国35位。
訪日観光客数の推移
国別、訪日観光客数の推移
2019年の訪日観光客数を国籍、地域別にみると韓国が訪問者の48.7%を占め、山口県に最も多く訪れている。続いて台湾が16.86%、米国8.92%、香港8.71%、中国7.29%となった。この上位5カ国で全体の90.48%を占めている。
インバウンド消費額(2019)
・インバウンド消費額は52億円で全国37位。
・1人1回あたりの旅行消費額単価は28640円で全国30位。
・1人1泊あたりの旅行消費単価は6149円で全国39位。
インバウンド消費額の国別割合(2019)
2019年のインバウンド消費割合を国籍、地域別にみると米国がインバウンド消費額の28.67%を占め、山口県で最も多く消費している。続いて韓国が22.32%、台湾10.49%、中国9.6%、インドネシア8.12%となった。この上位5カ国で全体の79.2%を占めている。
費目別消費内訳(2019)
山口県における2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、宿泊費が消費額全体の38.09%を占め、続いて飲食費が30.6%,買物代が24.34%となった。
アジアの訪日外国人の意見
山口県に対するアジアの訪日外国人観光客の第一印象
訪日リピーターの多い台湾とタイでは、錦帯橋角島大橋元乃隅稲成神社の観光スポットが知られている。また台湾では下関市が、衣料品の生産販売を一括して展開する日本ブランドユニクロの本社があることでも知られているようだ。
山口県でアジアの訪日外国人観光客の人気の観光地
訪日リピーターの多い台湾とタイでは、角島大橋元乃隅稲成神社の観光スポットが知られている。また、錦帯橋はタイでも有名であり、台湾では下関市、長門、萩市(萩温泉郷)などは人気があるようだ。
山口県でアジアの訪日外国人観光客に人気の体験、アクティビティ
いずれの国においても、山口県のアクティビティについて、ピンとくるものはないようだが、訪日リピーターの多い台湾の方々の間では、下関や唐戸市場で、新鮮な海鮮を味わう体験が定番だようだ。
山口県でアジアの訪日外国人観光客に人気のグルメ
訪日リピーターの多い台湾ではフグ、香港では瓦そばが人気のグルメのようだ。残念ながら、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムでは山口県のグルメは、印象にないようだ。
山口県でアジアの訪日外国人観光客に人気のおみやげ
訪日リピーターの多い台湾では日本酒の獺祭が人気のおみやげのようだ。インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムは山口県のおみやげについて、印象がないようだ。
山口県でアジアの訪日外国人観光客に人気の宿泊エリア
訪日リピーターの多い台湾、タイでは下関市萩市(萩温泉郷)周辺が人気の宿泊エリアのようだ。さらに、来日する頻度が高い台湾では、長門市まで足を運んで、旅行を楽しんだ後に宿泊する人もいるようだ。
参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計
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