各国のお祭りとスポーツ大会について

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こんにちは!海外情報コラム担当の「あい」です!
1年を通して世界中で開催されている「お祭り」。
日本だけでも数えきれないほどのお祭りがありますが、海外でも地域や文化、宗教によって様々な祭りがあります。
今回は各国の皆さまにお祭りをテーマにインタビューし、
自国の大きな祭りやその歴史、楽しみ方などをお聞きしました。
ぜひ、最後までご覧ください!
伝統的・宗教的なお祭り

タイのお祭り

タイのお祭りといえばやっぱりソンクランですね!
タイのお正月で、もともとは仏塔や仏像、年長者などの手に水をかけてお清めする、というのが始まりでしたが、一年で最も気温が上がる季節の暑さしのぎとして水をかけあい、それが今は街中でも水をかけあう祭りとなりました。
毎年4月に3日間開催され、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

訪れる観光客が約50万人、帰省などでタイ国内を移動する人が約430万人にも上るといわれる大規模なお祭りです。
地域によって特色があり、チェンマイでは仏像へ水をかけ伝統舞踊を舞う伝統的な儀式形式で、プーケットでは代名詞でもある美しいビーチで開催され、アユタヤでは象と水かけできるダイナミックな楽しみ方ができるそうです!
台湾のお祭り

台湾で有名なお祭りは天燈上げ「平溪天燈節 (へいけいてんとうせつ)」です。
毎年旧暦1月15日の元宵節(新年になって初めて迎える満月の日)に一年の願い事が叶うよう祈り、家族の安全を神々に願います。
そのため、天灯は「祈福灯(きふくとう)」または「平安灯(へいあんとう)」とも呼ばれています。

1回あたり約200基のランタンが夜空を舞う様子は本当に幻想的ですね!毎年数十万人もの人々が訪れるそうです。

新北市の平渓・十分エリアは、四方を山に囲まれ、年間の平均湿度が80%に達する多雨で湿度の高い自然環境が特徴です。
この環境が、地方政府から安全に天灯を打ち上げることが許可された唯一の場所となっています。
こうした恵まれた条件のおかげで、この伝統文化は独自の形で保存され、継承され続けています。

毎年、開催日や時間・打ち上げる場所などが細かく違うそうで、事前のチェックが必要です。
マレーシアのお祭り

多民族国家であるマレーシアでは、華人中心のチャイニーズ・ニューイヤーやイスラム教のラマダン明けのお祝い、ヒンドゥー教のお正月など様々な宗教行事や、民族ごとのお正月・お祭りなどが年中行われています。
その中でも全体的に賑わうのがクリスマスなんです。毎年12月25日は祝日なんですよ。

多民族国家だからこそですね!マレーシアの12月は平均気温が25~30℃ ほどだそうで、日本とはまた違った雰囲気でしょうね。

主要なショッピングモールには大きなクリスマスツリーやゴージャスな飾りが施され、クリスマスマーケットがでたり、チキンやケーキを食べる人もいてクリスマス感満載ですが、服装は半袖・半ズボン、サンダルですね(笑)
イスラム教徒が多い国ではあるので、宗教的なものというより、それこそお祭り感覚で楽しんでいる人が多いようです。
インドネシアのお祭り

インドネシアも宗教的なお祭りは色々ありますが、バリ島のニュピは旅行が好きな方には特に有名なのではないでしょうか?
「サカ暦」の新年にあたり、バリ・ヒンドゥー教にとって1年で最も重要な日です。
この日は1日中、電気やガスを使わず、全員が外出禁止です。交通手段である空港や港、車やバイクも禁止で、宿を含めほとんどの施設が閉鎖され、観光客も、異教徒でも外国人でも例外なくこの法律が適用される特別な日です。

ニュピ当日の夜明けから翌日の夜明けまでは、労働・外出・火・電気の使用・殺生なども禁じられ、静寂な時の中で瞑想と祈りで1日を過ごすそうです。
2025年は3月末に行われましたが、開催日は毎年変わるので事前の確認がマストですね。

ニュピの前日は盛大なお祭り「オゴオゴ」が行われます。
オゴオゴはとても大きな鬼や悪魔などの形をしていて、日本でいうお神輿のようなものです。
このオゴオゴが、街をパレードします。地区ごとに趣向を凝らしたオゴオゴはとても見ごたえがありますよ!
パレード前後は道路が通行止めになったり、地区によって開催時間が異なるのでチェックしてくださいね。

オゴオゴは人の心にすむ「悪」や悪魔がモチーフになっていて、パレードで街中を回った後は海に出てオゴオゴを燃やすことで、家々や街中の悪霊を浄化するのだそうです。
ニュピの日は観光客も外出などの制限がありますので、たくさんの観光客が集まる賑やかなシーズンと違って静かで自然そのままのバリを感じることができそうです。
まとめ
●タイやマレーシア・インドネシアは宗教的なお祭りが多い
→日本の花祭りやお盆など、宗教との関わりが深い行事にも興味がある可能性あり。
●台湾の平溪天燈節は自然と調和した伝統的なお祭り
→タイ・マレーシアも含め雪が少ない地域性もあり、雪にまつわるお祭りなども関心が高い可能性あり。
お祭り騒ぎの世界的スポーツ大会


お祭りについてのインタビューをしてみたところ、いくつかの国からは世界的なスポーツ大会の名前も上がってきました。
香港の世界的スポーツ大会

毎年3月下旬に開催されるHong Kong Sevens(7人制ラグビーの世界大会)は現地のラグビーファンだけでなく海外からも多くの観客が訪れるよ!
ランタンに灯がともる夕方から夜が特に美しいです。

毎年3日間開催され、2024年の観客動員数は約12万人の大規模な大会ですね!2024年は日本女子も参戦していたそうです!

スポーツバーや友人の家に集まって一緒に観戦するのも楽しいんだ!
スタジアムはもちろん、街中が夜まで賑やかでお祭り騒ぎになるよ!

試合の合間のダンスや人気歌手のパフォーマンス、気分を上げるDJの音楽に派手な花火など、まさにお祭りの様相ですね!
シンガポールの世界的スポーツ大会

F1シンガポールグランプリは、海外からのお客様が最も集まるイベント。F1初の市街地のナイトレースだけでなく、毎年有名な歌手やバンドがレース後にライブを行い、そちらも大人気!

2024年は3日間で約27万人が熱狂した大会。美しい夜のマリーナベイエリアを背景にF1カーが走り抜けるのはスリル満点でしょうね!

2025年は10月3日(金)~5日(日)に開催されます。周辺の観光と併せて、ぜひシンガポールに来てください♪
まとめ
●スポーツ大会は各国共通で人気のあるコンテンツのため、日本国内でのスポーツイベントなどに訪日外国人の呼び込みも期待できる。
その際は、特に言語の壁や宿泊地・交通手段などの受け入れ態勢整備に加え、事前の情報発信が必要になってくると想定される。
●海外現地でのお祭りや、スポーツイベントにはたくさんの人たちが集まるので、それに合わせたイベント・プロモーションも有効な手段と考えられる。
地域の特性や文化を捉えて実施することで、より効率的なプロモーション効果が期待できる。
今回は「各国のお祭りとスポーツ大会」のテーマでお届けしました。
「地域のお祭りを外国の方にも周知して楽しんでもらいたい!」
「どのようなイベントであれば需要があるのか調査したい」
など、FJCでは幅広く対応しております。
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次回のテーマは「訪日旅行のきっかけ」です!お楽しみに!