新潟県のインバウンド
新潟県は中部地方に所属しており、日本海側に位置する。年間通しての訪日旅行者数は少ないが、スノーシーズンとなると、訪日旅行者数、消費単価ともに急増する。日本には四季があり、冬以外の魅力も新潟県にあるは十分あるので、その魅力の認知拡大をすれば、訪日旅行者数が伸びると予測される。
データで見る新潟県のインバウンド状況
訪日観光客数(2019年)
2019年の新潟県の訪日外国人客数は193588人で、全国34位。
訪日観光客数の推移
国別、訪日観光客数の推移
2019年の訪日観光客数を国籍、地域別にみると台湾が訪問者の20.48%を占め、新潟県に最も多く訪れている。続いて中国が13.64%、その他8.23%、オーストラリア8.02%、タイ7.74%となった。この上位5カ国で全体の58.11%を占めている。
インバウンド消費額(2019)
・インバウンド消費額は97億円で全国28位。
・1人1回あたりの旅行消費額単価は50429円で全国10位。
・1人1泊あたりの旅行消費単価は10729円で全国17位。
インバウンド消費額の国別割合(2019)
2019年のインバウンド消費割合を国籍、地域別にみると台湾がインバウンド消費額の14.34%を占め、新潟県で最も多く消費している。続いてオーストラリアが14.15%、中国11.18%、その他10.15%、香港8.9%となった。この上位5カ国で全体の58.72%を占めている。
費目別消費内訳(2019)
新潟県における2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、宿泊費が消費額全体の45.26%を占め、続いて飲食費が26.14%,娯楽等サービス費が15.99%となった。
アジアの訪日外国人の意見
新潟県に対するアジアの訪日外国人観光客の第一印象
いずれの国でも、新潟県は雪のイメージが強く、スキー場や雪遊びができる冬に訪れたいところのようだ。また、現地で和食が人気の台湾の人にとっては、新潟県といえば米を連想する人も少なくない。人口が日本の半分ほどなのに、米の消費量が日本より多いタイでも美味しい米を作っている新潟県というイメージを持っている。併せて、日本酒の産地としても知名度がある。
新潟県でアジアの訪日外国人観光客に人気の観光地
訪日リピーターの多い台湾、香港とタイでは、苗場スキー場が人気な観光地としてすぐに挙がったが、それ以外は、挙がらなかった。また他の国では、新潟県の人気の観光地についてはイメージがないようだ
新潟県でアジアの訪日外国人観光客に人気の体験、アクティビティ
新潟県に関しては、台湾人、香港人の間では、スキーが人気なアクティビティのようだ。インドネシア、マレーシア、ベトナムは新潟県のアクティビティについて、印象がないようだ。
新潟県でアジアの訪日外国人観光客に人気のグルメ
訪日リピーターの多い台湾、香港、そしてタイの方々の間では、お米と日本酒と揃って回答した。残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムでは新潟県のグルメは、印象にないようだ。
新潟県でアジアの訪日外国人観光客に人気のおみやげ
台湾と香港の方々の人気のおみやげは、日本酒。残念ながら、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムでは新潟県のおみやげは、印象にないようだ。
新潟県でアジアの訪日外国人観光客に人気の宿泊エリア
湯沢と苗場はFUN! JAPAN対象国すべてにおいて人気がある。
参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計
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