インバウンド・海外情報

山梨県のインバウンド

山梨県は中部地方に所属しており、富士山があることで訪日旅行者の間では有名。東京都に隣接しており東京大阪間のゴールデンルートの通り道であることからも、訪日旅行者の間では有名な県だ。台湾、香港に加え、タイ、ベトナムからの訪日旅行者も増えている。一方で、消費単価は低く、富士山以外の魅力の認知を拡大していけば、訪日旅行者数が伸びると予測される。

データで見る山梨県のインバウンド状況

訪日観光客数(2019年)

2019年の山梨県の訪日外国人客数は1834181人で、全国12位。

訪日観光客数の推移

国別、訪日観光客数の推移

2019年の訪日観光客数を国籍、地域別にみると中国が訪問者の52.73%を占め、山梨県に最も多く訪れている。続いて台湾が11.33%、タイ7.6%、香港4.23%、その他3.34%となった。この上位5カ国で全体の79.23%を占めている。

インバウンド消費額(2019)

・インバウンド消費額は235億円で全国15位。

・1人1回あたりの旅行消費額単価は12813円で全国46位。

・1人1泊あたりの旅行消費単価は9853円で全国24位。

インバウンド消費額の国別割合(2019)

2019年のインバウンド消費割合を国籍、地域別にみると中国がインバウンド消費額の34.33%を占め、山梨県で最も多く消費している。続いて台湾が13.45%、香港9.25%、タイ8.56%、米国5.87%となった。この上位5カ国で全体の71.46%を占めている。

費目別消費内訳(2019)

山梨県における2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、宿泊費が消費額全体の41.2%を占め、続いて買物代が24.6%,飲食費が23.08%となった。

アジアの訪日外国人の意見

山梨県に対するアジアの訪日外国人観光客の第一印象

山梨といえば、富士山が各国共通のキーワード。タイと香港では果物梨狩り桃狩りなどのイメージもある。近年、酒類の輸入額が増加する傾向にある台湾では、お酒の文化が盛んなのか山梨産のワインがキーワードとして出現した。

山梨県でアジアの訪日外国人観光客に人気の観光地

富士山は各国共通の人気観光スポット。富士急ハイランドは、タイ人や香港人の間でも人気なスポットとなっている。湖の景色が好きなのか河口湖が人気と答えた国は、タイ、香港、とベトナム。タイ人はカチカチ山ロープウェイフジヤマミュージアム梨、桃狩りにも興味がある。

山梨県でアジアの訪日外国人観光客に人気の体験、アクティビティ

山梨といえば、富士山が各国共通の人気な観光スポットで、インドネシア、マレーシア、香港の方々の間では、旅行中でも登山することへの抵抗感が少ないのか、富士山に登ることも人気。タイ、香港、ベトナムなどでは、河口湖巡り、富士芝桜まつりや富士山を見るなど、景色を楽しむ観光のスタイルも人気。マレーシア人とタイ人の一部の方の間では、山梨で温泉を楽しむことも人気の旅行のスタイルのようだ。

山梨県でアジアの訪日外国人観光客に人気のグルメ

台湾と香港で同時に出たキーワードが信玄餅。タイはほうとう、台湾はぶどう、香港は果物も人気のグルメとして挙げられた。残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムでは山梨県のグルメは、印象にないようだ。

山梨県でアジアの訪日外国人観光客に人気のおみやげ

タイ人と香港人の間では、富士山関連グッズやブドウなどの果物関連商品が、台湾人の間では桔梗信玄餅が人気のおみやげとして挙げられた。残念ながら、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムでは山梨県のおみやげは、印象にないようだ。

山梨県でアジアの訪日外国人観光客に人気の宿泊エリア

富士山周辺はFUN! JAPAN対象国すべてにおいて人気がある。


参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計


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