インバウンド・海外情報

愛知県のインバウンド・訪日外国人観光客データと旅行の傾向

この記事では、アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communicationsが、これまで企業・行政のインバウンド施策支援を行ってきた知見をもとに、愛知県のインバウンドに関するデータと訪日外国人旅行者の需要動向を解説していきます。

データで見る愛知県のインバウンド状況

訪日観光客数(2019年)

2019年の愛知県の訪日外国人客数は2998716人で、全国6位。
中部地方の愛知県は、東京、大阪に次ぐ大都市である名古屋市があります。名古屋城や熱田神宮、栄など観光地も多く、また観光地間のアクセスも良いため訪日旅行者にも観光しやすい都市と言えます。八丁味噌を使った独特の食文化もあり、訪日リピーターの多い台湾や香港でも話題になっています。

訪日観光客数の推移

国別、訪日観光客数の推移

2019年の訪日観光客数を国籍、地域別にみると中国が訪問者の55.2%を占め、愛知県に最も多く訪れています。続いて台湾が11.64%、香港6.18%、韓国5.89%、タイ4.11%となっており、この上位5カ国で全体の83.02%を占めています。

インバウンド消費額(2019)

・インバウンド消費額は1522億円で全国7位。

・1人1回あたりの旅行消費額単価は50776円で全国9位。

・1人1泊あたりの旅行消費単価は13279円で全国10位。

インバウンド消費額の国別割合(2019)

2019年のインバウンド消費割合を国籍、地域別にみると中国がインバウンド消費額の50.25%を占め、続いて台湾が9.65%、香港8.54%、韓国7.96%、米国4.56%となっており、この上位5カ国で全体の80.96%を占めています。

費目別消費内訳(2019)

愛知県における2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、買物代が消費額全体の53.41%を占め、続いて宿泊費が22.69%,飲食費が17.97%となっています。

アジアの訪日外国人の意見

愛知県に対するアジアの訪日外国人観光客の第一印象

愛知県の第一印象に関しては、全対象国とも名古屋城以外のキーワードは出ませんでした。 

愛知県でアジアの訪日外国人観光客に人気の観光地

訪日リピーターが多い、台湾人とタイ人の間で、人気の観光地は名古屋城。香港人からはレゴランドの名前が出ました。これは、2019年年末に香港にレゴランドができたことから、その印象が強いためと考えられます。

愛知県でアジアの訪日外国人観光客に人気の体験、アクティビティ

いずれの国においても、愛知県に目立った観光アクティビティの印象はないようです。ただ、香港人は、栄でのショッピングやレゴランドを上げており、ショッピングやテーマパークに注目しているようです。

愛知県でアジアの訪日外国人観光客に人気のグルメ

インドネシア、タイ、台湾、香港でいずれも話題に挙がったのはブランド鶏の名古屋コーチンと手羽先料理!また、この地域で人気の台湾ラーメンは、実は台湾にはない食べ物なので、グルメにうるさい台湾人が興味本位でよく食べるそうです。

愛知県でアジアの訪日外国人観光客に人気のおみやげ

訪日リピーターの多い台湾人の間では、小倉トースト関連の商品とえびせんべいが大人気だそうです。また、香港人からは名古屋土産の定番・カエルまんじゅうや鬼まんじゅうなども挙がりました。しかし、インドネシア人、タイ人、マレーシア人、ベトナム人からは特定の商品名は出ず、愛知県みやげの印象はあまりないようです。

愛知県でアジアの訪日外国人観光客に人気の宿泊エリア

FUN! JAPANの全対象国で、アクセスのよい名古屋駅周辺エリアに人気が集中しました。


参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計


いかがでしたか?都道府県によってインバウンドの有効な施策や、外国人旅行者からの需要は異なります。弊社Fun Japan Communicationsでは、これまでの知見を活かし、さまざまな企業様・自治体様に向けて、プロモーション施策のサポートや、メディア運用の代行サービスを実施しております。
愛知向けのインバウンド施策や、海外ユーザー・訪日旅行者の取り込みをお考えでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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