News

ムスリムには1日5回の礼拝の義務がある!インドネシア、サブリナさんの日常 – 夜の過ごし方編 –

Fun Japan Labでは、各国の現地消費者に焦点をあて、最新の消費動向を明らかにしていきます。


今回はインドネシアのとある企業で正社員をしている26歳のサブリナさん。


厳しいイスラム教の戒律に基づいてラマダン中のサブリナさんの、夜の過ごし方はどんなものでしょうか。

7:05PM

イシャー礼拝とタラウィー礼拝

前回、イスラム教徒(ムスリム)には1日5回の礼拝の義務があり、それぞれファジュル(夜明け)、ズフル(正午過ぎ)、アスル(午後)、マグリブ(日没後)イシャー(夜)だとご紹介しました。


1日5回の礼拝の時間になると、街の至る所にあるモスクから、アザーン(Adzan)と呼ばれるアッラーへの祈りの言葉が大音量で流れ、お祈りの時間を知らせます。


サブリナさんは、その5回の中には入っていなかった「タラウィー礼拝」もおこなっています。


「タラウィー礼拝」は、ラマダン月限定で、夜のイシャーの礼拝からファジュルの礼拝の間に行われるスンナの礼拝です。


ひとりでも、モスクなどにでむいて大勢ででもできます。


スンナとは、「おこなわなくてもよいが、おこなえば報償を得られる」とされている礼拝です。

義務(ファルド)ではないので、サブリナさんは自主的におこなっているということです。


この礼拝には、「信仰と神のお喜びを願って礼拝に立つなら、過去の罪が許される」という効果があるそうです。



特徴は「祈りの動作の回数」が他の5回の礼拝に比べて格段に多いところ。


他の5回のお祈りでは、動作は2~4ラクア(=セット)ですが、タラウィーの礼拝の場合、11~23ラクアおこなうとされています。


熱心なサブリナさんに、たくさんのいいことがありますように。


インドネシアは街の至るところにモスクがありますが、ムスリム会社の多数のオフィスや学校や公共施設には、お祈り用の部屋(ムショラ/Mushola)が設けられています。

学生や会社員はモスクに通うのが難しい場合があるので、その部屋で礼拝をおこないます。


日本でもイスラム教各国からのインバウンドを想定して、お祈り用の部屋を設けたりハラール料理を出したりすることで成功しているホテルや旅館がでてきています。


「あったらいいな」というサービスではなく「なければ困る、話にならない」というものですので、数の少ない今は、ビジネス的にはまだまだ狙い目といえるかもしれません。

9:00PM

夜のスキンケア

礼拝を終えたサブリナさん。眠る前の夜のスキンケアをおこないます。


肌を整えるために、ハダラボ極潤プレミアム、高度レチノイド 2%含有の「The Ordinary」、クレアラシルの超速スキンケアアクションパッドの3つを使っています。


「このスキンケアはニキビに悩まされていた肌に非常に効果的で、力を発揮してくれています」とのこと。


若くても朝晩しっかりと美肌のためのケアをしているサブリナさん。「美は1日にしてならず」ですよね。

10:30PM

就寝

毎晩同じ時間に寝るわけではありませんが、だいたいはこの時間に眠っています。


「礼拝のために早く起きないといけないので、眠るのが早すぎるとは思いません」とのこと。


やはり午前3時に起きるためには午後10時半くらいには寝ないと起きられませんよね。


10時半に寝ても、4時間半眠って一度起き、礼拝と食事するのは大変なこと。イスラム教徒のアッラーに対する敬虔の念の深さがひしひしと伝わってきます。


こうして見てみると、テレビをみたり音楽を聴いたり本を読んだりという娯楽の時間がほとんどありません。


イスラム教の六信五行(ろくしんごぎょう)を守って生活することが、一番の幸せなのでしょうか。


ちなみに六信とは、イスラム教徒が信じるべき6つのもので、唯一全能の神(アッラー)、天使の存在(マラーイカ)、神の啓示(キターブ)、使徒・預言者(ラスール)、来世の存在(アーヒラ)、定命(カダル)、とされています。


五行は行うべき5つの義務のことで、1日5回キブラに向かって神に祈る「礼拝(サラー)」、困窮者に施す「喜捨(ザカート)」、ラマダン月の日中、飲食や性行為を慎む「断食(サウム)」、メッカのカーバ神殿に巡礼する「巡礼(ハッジ)」、信仰告白(シャハーダ)です。


厳しい戒律を守り、コーランを覚えて1日5回の礼拝をおこなうことは日本人にとっては大変そうにみえますが、生まれたときからその環境にいれば苦ではないのでしょうか。


「苦」があると「楽」が際立ってみえますよね。日の出から日没までの約14時間、飲まず食わずで過ごしたからこそ、食べ物の尊さやおいしさも再認識でき、友人や同僚と飲食している様子は楽しく生き生きとしてみえます。


レストランには友人と食事を楽しみ談笑する楽しそう人々があふれ、惣菜などの食べ物を売るお店なども出てきて賑わいます。香ばしい焼き鳥(サテ)の匂い、サツマイモや野菜のかき揚げなどの天ぷらを揚げる音が、人々の声と合わさり、町が活気づいていきます。


宗教で生活にメリハリを利かせている……それがインドネシアの一面なのですね。

資料ダウンロード お問い合わせ