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リアル店舗での購入、オンラインショッピング…アジア4カ国の日本商品の購入方法は?

アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communicationsが、台湾・香港・マレーシア・ベトナムのアジア4カ国で日本製品を購入するときによく利用される方法を調査しました。


日系企業が経営するスーパーマーケットや百貨店の利用、Amazonのような各国独自のECサイト経由での購入、おみやげや日本在住の知り合いに買い物を頼むなど、購入方法1つとっても国ごとに特色があります。FUN! JAPAN読者のリアルな“日本商品の購入方法”をご紹介。日本との違いを知ることで、御社のプロモーションに活かしてみてはいかがでしょうか。


PICK UP
台湾の日本商品の購入方法
・香港の日本商品の購入方法
・マレーシアの日本商品の購入方法
・ベトナムの日本商品の購入方法


近年世界各国で注目されている“Made in Japan”の商品。訪日リピート率の高い台湾をはじめアジア各国では日本製であることに信頼性があり、いまだに日本の商品は不動の人気があります。


観光庁が発表した2019年の訪日旅行者の消費動向を見てみても、一般客の1人当たり旅行支出の金額15万8531円のうち、費目別の内訳は買い物代が5万3331円、宿泊費が4万7336円、飲食費が3万4740円、交通費が1万6669円となっており、宿泊費より買い物代が上回る結果になっています。旅行中、日本でしか買えない商品やおみやげなどのショッピングが人気であることがわかります。


このように、未だに人気の日本製品。ここからは、FUN! JAPAN対象国のうち4カ国のユーザーが良く利用する日本製品の購入方法を国別でみていきましょう。


台湾の日本商品の購入方法

日系企業のショップやECサイト、買い物代行業者などを幅広く利用 最新の日本製品もこまめにチェック済!​

 引用元:(左)日薬本舗 https://www.jpmed.com.tw/
(右)PChome https://24h.pchome.com.tw/


2019年に訪日旅行者数が史上最多となる489万600人を達成した台湾は、そのうち訪日旅行のリピーターが80%以上と、“日本好き”が非常に多い国です。当然のことながら日本の商品も人気で、日本商品を購入する方法としては、1.新光三越や大葉高島屋などの現地の日系店舗​で購入する、2.ECサイトなどでのオンラインショッピング、3. SNS(FB, Instagram)​や買い物代行サービスを利用する、4.訪日旅行中や住んでいる友達・知人に購入してもらう、の4つの方法が代表的です。


特に、人気が高いのがECサイト「PChome(https://24h.pchome.com.tw/)​」を利用したオンラインショッピング。PChomeは、台湾版「Amazon」のようなサイトで、100万件以上にものぼる豊富な取扱商品と、配送の早さが人気です。特に、代表的なサービス「PChome24h購物」では購入した商品を24時間以内に配送してくれます。​また自宅配送だけでなく、コンビニでの受け取りにも対応しており、こうした利便性が台湾人の心を掴んでいるようです。


香港の日本商品の購入方法

日系のショップやドラッグストアがいたるところに ECで進出するならWEBならではのメリットが必須 

 引用元:(左)SHIBUYA109hk
(右)HKMALL https://www.hktvmall.com/


世界有数のお買い物天国・香港には、日系企業も多く進出しており、街中でも日本の商品が簡単に手に入ります。日本の商品を購入する際によく利用されるのは、女性向けの人気ファッションブランドが集うSHIBUYA109や​AEON、SOGO、一田百貨(ヤタ・デパート)、759阿信屋(おしんや)​など、日系の総合百貨店や日本の食材、衣料品を多く揃えたショップです。また、化粧品や薬などの需要も高く、ManningsやWatsonsといった大手ドラックストアチェーン店で日本製品を買い求める人もいます。


香港の国土面積は約1100平方kmで、東京都のおよそ半分ほどの面積しかなく、狭いエリアの中にショップが充実しているため、オンラインショッピングはそこまで普及していません。ただ、最近はインターネットショッピングの利用者も少しずつ増えているようで、とくによく利用されるECサイトとしてはHKTVmallや楽天、Amazonなどがあります。ただ、個人情報の流出や、​配送される商品の品質を心配し、ECサイト​の利用に消極的な層もいますので、店頭で購入するより安く購入できる、配送が早いなど、ECサイトならではのメリットをユーザーに感じさせることが、香港での成功の秘訣と言えます。


マレーシアの日本商品の購入方法

Made in Japanへの厚い信頼 日本の中古品は新品と同様大人気!

引用元: (左)Japan’s Auction Buying Services https://www.facebook.com/MamatAuction/
(右)Kim ace shophttps://www.facebook.com/kimaceshop/


ルックイースト(東方)政策など親日の国として知られ、日本企業の海外進出先としても人気のマレーシアには、当たり前のSONY、HONDA、TOYOTAのようなグローバル企業以外も、AEON、伊勢丹、ダイソー、UNIQLO​など大手百貨店や量販店も進出しています。


大手百貨店や量販店など実店舗での購入以外に、オンラインショップや買い物代行の利用なども盛んで、特に買い物代行業者は日用品や衣料品中心のページや男性向け、女性向け、書籍など、様々な種類があります。また、中古品の需要も高く、日本のおもちゃや服を扱う業者もあります。日本の中古品は品質管理がしっかりしているため、マレーシアでは新品と同様、信頼されています。


買い物代行業者が良く取引する商品としては、女性にはバッグや化粧品、サプリメント、男性にはG-SHOCKなどの日本製の時計や釣具が特に人気です。その他、携帯用扇風機や魔法瓶、タンブラーなどの家電や日用品も、コンパクトで軽くて高品質と好評で、よく購入されています。


ベトナムの日本商品の購入方法

医薬品やベビー用品からバイクや自動車、電子機器、家電まで 高品質な日本製をブランドとして認知

引用元:(左)イオンのプライベートブランド「TOPVALU」の商品http://m.giadinhvatreem.vn/xem-tin_aeon-viet-nam-ra-mat-trang-thuong-mai-dien-tu-www-aeoneshop-com_588_14553.html
(右)ベトナムで売れている日本製サプリ・医薬品など https://www.facebook.com/sanphamNhatBanCaoCap/


2019年のGDP成長率が7%と、急速な経済成長を遂げているベトナム。2019年7月時点で
ベトナムに進出している日系企業は1848社にものぼり、日本の有名な小売業も増えています。
AEONや高島屋などの総合百貨店をはじめ、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップなどの日系コンビニチェーン店になじみがある他、首都ハノイの日本人街キムマーエリアにも日本の食料品や雑貨を扱う個人商店が多くあり、よく利用されています。
ベトナムでは、日本の商品に対して、耐久性が優れている、多機能、安心安全、おしゃれ、など、ポジティブなイメージが強く、“Made in Japan”が高級ブランドとして認知されています。
現地でとくに人気の商品としては、化粧品や医薬品、サプリメントをはじめとする健康食品や、調味料、食品やベビー用品(粉ミルクなど)、バイクや自動車、電子機器、家電などです。日本の商品がジャンルを問わず幅広く受け入れられているのがわかりますね。


いかがでしたか?インバウンドを狙う場合でも海外売上を強化したい場合でも、各国での日本製品の評判や売れ筋、購入方法などを知り、各国にあった施策を展開することが大事です。


日本商品の購入方法や、売れ筋の商品は各国ごとに大きくことなります。弊社Fun Japan Communicationsでは、インバウンド支援、海外展開支援で得た、これまでの知見を活かした越境ECサービスを提供し、好評を得ております。
需要が拡大する越境EC市場への参入や、海外ユーザー・訪日旅行者への商品PRをお考えでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。


[Fun Japan Communicationsについて]
アジア地域No.1規模の”日本好き”コミュニティ『FUN! JAPAN』を運営(2019年12月時点のWebサイト月間ユニーク訪問数270万人、 Facebookファン数467万人、会員数117万人)。現地消費者目線で多国展開する『FUN! JAPAN』の圧倒的メディア力と、そこで蓄積されたデータ、さらには消費者との直接的な繋がりを基にデジタルとリアルの施策を組み合わせ、 100社以上のお客様に対して訪日や海外商品の売上拡大をサポートしています。

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