News

事務仕事に欠かせない文具は、ZEBRAやPILOT!インドネシア、イレーヌさんの日常 -お仕事編-

Fun Japan Labでは、各国の現地消費者に焦点をあて、最新の消費動向を明らかにしていきます。


今回は前回に引き続きインドネシア在住で日本旅行や日本製品が大好きなイレーヌさん。


お仕事風景はどんな感じでしょうか。


イレーヌさんは通信会社で働いています。


08:30 始業

お仕事の内容は予算管理や財務分析。


わー、細かい数字を処理してそうですね。

事務仕事をするのに欠かせない文具は、ZEBRAやPILOT。


ピンク&ブルーのシャープペンシルはZEBRAのもので、日本旅行の際に銀座のイトヤにて500円で購入しました。


手ごろな価格で品質もよく、強い筆圧で書いても芯が折れないので気に入っているのだそうです。


12:00 ~ 13:00 ランチタイム

昼食はオフィスボーイに頼んで買ってきてもらい、オフィスのパントリーで友人とテレビを見ながら食べます。


「オフィスボーイ/ガール」と呼ばれる人たちは日本では耳慣れない職種ですが、インドネシアではごく一般的で、会社で掃除や買い出しなどをしてくれる人達のこと。


「エアコン、電話、ミネラルウォーター、オフィスボーイ付き」などとオフィスの賃貸の条件に含まれていることもあるほどです。


ちなみに本日のランチの予算は、25,000ルピア(約212円)程度。(1 インドネシアルピア=0.008485円換算・2017年07月12日現在)


日本の平均的なランチと比較するととても安いですよね!!


16:00 終業

終業時間がきたら、きっちり帰ります。


インドネシアでは残業をすることはまずありません。


インドネシアの人にとって人生で大事なものの順番は1.神様、2.家族です。3番目に仕事がくるかどうかは人によると思いますが、日本人のように家族との時間を犠牲にして残業するような人はいません。


帰宅の時間帯はとても渋滞するので、電車(通勤ライン)で帰ります。チケットはRp.3,500(約30円)。


インドネシアと日本は線路規格が同じなので、国内での車両生産が追いつかない分は、日本から輸入した中古の電車を利用しています。


30年以上前の車両でも現役で走っているものもあるので、「列車の博物館みたい」という日本人もいるほどだそう。


最近退役した西武線も、次の活躍の場として元気にジャカルタ市内を走っています。


尚、近年、改札は電子化が進んでいて、乗客のほとんどは日本のSuicaのようなICカードを使っています。


日本でもICOCAやPitapaなど会社によって名前もサービスも異なりますが使い方が同じなように、インドネシアでも各銀行がそれぞれにICカードを発行しています。呼び名は違いますが改札機にかざして構内に入る使い方は同じです。


ちなみにインドネシアの電車のダイヤは乱れがち。


遅れてくるのはあたりまえで、中には、いつくるのか、本当にくるのか誰もわからなくなっている車両もあるのだそう。


やはり電車がぴったり時間通りに来る日本は、世界的にも珍しいようですね。


列車は10両編成で最初と最後は女性専用車両。これは時間に関係なく終日そのように割り当てられています。


というのも、インドネシアの公共交通機関の治安は良いとはいえず、駅の構内や車内に「鉄道警備隊」の人々が常に待機しています。


なので女性専用車両も明確に分けられているのです。


帰宅ラッシュの時間帯は、女性だけでも車内は混み合います。


インドネシアは多民族多宗教の国ですが、人口の87%はイスラム教徒なので、女性のほとんどはヒジャブというムスリムの被りもので肌を隠しています。


以前は黒や灰色などの落ち着いた色で無地のものが主流でしたが、最近はおしゃれにヒジャブを巻くのが若者を中心に流行しています。


そのため布自体も色柄が華やかなものがたくさん売り出され、巻き方もさまざまなハウツーがでており個性を表現する手段のひとつにもなっているそうです。


これは社会的な女性の立場が以前よりは強くなってきたという面と、それを受けてヒジャブメーカーも若者をターゲットにしたマーケティング展開をしたからなのだそう。


中には「宗教を軽んじている」といい顔をしない年配の方々もいるそうですが、「今ドキの若いもんは」と言いたがる人がいるのは世の常ですよね。


16:00 帰宅

出勤するよりも帰宅するほうが若干ですが時間がかかりますね。


今日もよく働きました。夕食を食べてゆっくりしたいと思います。


さて次は夜編。

イレーヌさんは、帰宅後どのような余暇を過ごしているのでしょうか?

資料ダウンロード お問い合わせ