インバウンド・海外情報

佐賀県のインバウンド

佐賀県は九州地方に所属しており、隣の福岡県にクルーズ船やフェリーの港があることで、訪日旅行者数が増加しているといえる。また釜山との間にフェリーが就航していることもあり、韓国からの訪日旅行者数が多数を占めていたが、昨今の韓国の社会情勢を考慮すると、その数は減少していく。多言語対応やWiFi対応の施設や観光スポットがもっと増えれば、訪日旅行者数が増えていくと予測される。

データで見る佐賀県のインバウンド状況

訪日観光客数(2019)

2019年の佐賀県の訪日外国人客数は294727人で、全国29位。

訪日観光客数の推移

国別、訪日観光客数の推移

2019年の訪日観光客数を国籍、地域別にみると韓国が訪問者の37.2%を占め、佐賀県に最も多く訪れている。続いて台湾が22.44%、中国19.43%、香港13.54%、タイ2.08%となった。この上位5カ国で全体の94.69%を占めている。

インバウンド消費額(2019)

・インバウンド消費額は78億円で全国33位。

・1人1回あたりの旅行消費額単価は26588円で全国35位。

・1人1泊あたりの旅行消費単価は14584円で全国7位。

インバウンド消費額の国別割合(2019)

2019年のインバウンド消費割合を国籍、地域別にみると韓国がインバウンド消費額の35.43%を占め、佐賀県で最も多く消費している。続いて中国が28.38%、台湾12.43%、香港11.42%、ベトナム3.95%となった。この上位5カ国で全体の91.61%を占めている。

費目別消費内訳(2019)

佐賀県における2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、買物代が消費額全体の40.21%を占め、続いて宿泊費が35.43%,飲食費が21.23%となった。

アジアの訪日外国人の意見

佐賀県に対するアジアの訪日外国人観光客の第一印象

日本人の間でも、すぐには印象を語りづらい県だが、同様に、海外諸国でも難しいようだ。しかし、タイの映画/ドラマのロケ地となったことで、タイ人の間では一躍有名な県となり、多くのタイ人がロケ地に押し寄せたという実績もありる。台湾では佐賀のがばいばあちゃんが放送されたこともあり、その舞台として知っている人もいるようだ。

佐賀県でアジアの訪日外国人観光客の人気の観光地

訪日リピーターの多い台湾、香港では嬉野温泉が有名のようだ。タイの大ヒットドラマSTAYのメインロケ地だったことから、タイ人にとっては、祐徳稲荷神社は欠かせないスポット。残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムでは佐賀県で人気の観光地は、印象にないようだ。

佐賀県でアジアの訪日外国人観光客に人気の体験、アクティビティ

訪日リピーターの多い台湾、香港では、熱気球に乗ったり、空に多数の熱気球が浮かぶのを見るのが、人気のアクティビティのようだ。タイ人は、タイの大ヒットドラマSTAYのロケ地巡りが定番のアクティビティ。残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムでは佐賀県で人気の体験、アクティビティは、印象にないようだ。

佐賀県でアジアの訪日外国人観光客に人気のグルメ

訪日リピーターの多い台湾、香港、そしてタイの間では、佐賀牛が人気のグルメのようだ。残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムでは佐賀県で人気のグルメは、印象にないようだ。

佐賀県でアジアの訪日外国人観光客に人気のおみやげ

いずれの国も、人気のおみやげとしては、印象がないようだ。強いていえば、台湾の訪日旅行者の間では、有田焼が有名のようだが、人気とはまた異なる感覚のようだ。

佐賀県でアジアの訪日外国人観光客に人気の宿泊エリア

訪日リピーターの多い台湾、香港、そしてタイの間では、佐賀駅、武雄温泉、嬉野温泉が人気の宿泊エリアのようだ。残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムでは佐賀県で人気の宿泊エリアは、印象にないようだ。


参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計


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