インバウンド・海外情報

愛媛県のインバウンド・訪日外国人観光客データと旅行の傾向

この記事では、アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communicationsが、これまで企業・行政のインバウンド施策支援を行ってきた知見をもとに、愛媛県のインバウンドに関するデータと訪日外国人旅行者の需要動向を解説していきます。

データで見る愛媛県のインバウンド状況

訪日観光客数(2019年)

2019年の愛媛県の訪日外国人客数は117715人で、全国41位。
四国エリアの愛媛は、瀬戸内海を挟んで神戸などの大都市からも容易にアクセスできる県です。サイクリングコースとしても名高いしまなみ海道、その外観が「日本らしい」と訪日旅行者にも人気の高い道後温泉本館などが、外国人旅行者の間でも有名なスポットです。多言語対応やWiFi対応が遅れているので、インバウンド関連事業を定着させ、プロモーションを実施すれば、訪日旅行者数が伸びると予測されます。

訪日観光客数の推移

国別、訪日観光客数の推移

2019年の訪日観光客数を国籍、地域別にみると台湾が訪問者の28.42%を占め、愛媛県に最も多く訪れています。続いて香港が16.33%、中国13.13%、その他7.04%、米国6.17%となっており、この上位5カ国で全体の71.09%を占めています。

インバウンド消費額(2019)

・インバウンド消費額は41億円で全国40位。

・1人1回あたりの旅行消費額単価は35464円で全国24位。

・1人1泊あたりの旅行消費単価は5076円で全国43位。

インバウンド消費額の国別割合(2019)

2019年のインバウンド消費割合を国籍、地域別にみると台湾がインバウンド消費額の15.48%を占め、最も多くお金を使っています。続いて中国が14.78%、香港12.33%、その他12.31%、米国11.22%となっており、上位5カ国で全体の66.12%を占めています。

費目別消費内訳(2019)

愛媛の2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、宿泊費が消費額全体の39.57%を占め、続いて飲食費が29.31%,買物代が23.01%となっています。

アジアの訪日外国人の意見

愛媛県に対するアジアの訪日外国人観光客の第一印象

訪日リピーターの多い台湾人、香港人、タイ人の間では、みかんの産地として有名です。また、タイ人や香港人には、日本三古湯の一つである道後温泉と美しい松山城も観光スポットとしてよく知られています。

愛媛県でアジアの訪日外国人観光客の人気の観光地

訪日リピーターの多い台湾、香港、タイの旅行者の間では、道後温泉や松山城が観光スポットとして知られています。また、台湾では古い町並みの内子町も徐々に有名になってきています。

愛媛県でアジアの訪日外国人観光客に人気の体験、アクティビティ

台湾人には、温州みかんの名産地として知られているため、訪日旅行中にみかん狩りをするのが人気のようです。タイ人には道後温泉での入浴体験、松山市内を走行する路面電車・坊ちゃん列車の乗車体験が人気。インドネシア人、マレーシア人、ベトナム人は愛媛県のアクティビティについて、印象がないようです。

愛媛県でアジアの訪日外国人観光客に人気のグルメ

訪日リピーターの多い台湾、香港の旅行者の間では温州みかんの産地として知られています。海外でも日本の新鮮で高品質なみかんは人気があるようです。残念ながら、インドネシア人、タイ人、マレーシア人、ベトナム人の間では、愛媛県のグルメに関する印象はあまりないようです。

愛媛県でアジアの訪日外国人観光客に人気のおみやげ

台湾や香港、タイの旅行者の間ではみかん関連商品が人気のおみやげのようです。インドネシア、マレーシア、ベトナムは愛媛県のおみやげについて、印象がないようです。

愛媛県でアジアの訪日外国人観光客に人気の宿泊エリア

訪日リピーターの多い台湾、香港、タイの旅行者の間では、道後温泉周辺が人気の宿泊エリアのようです。また、台湾人と香港人は松山市内や内子町周辺で観光を楽しんだ後に宿泊する人もいるようだ。


参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計


いかがでしたか?都道府県によってインバウンドの有効な施策や、外国人旅行者からの需要は異なります。弊社Fun Japan Communicationsでは、これまでの知見を活かし、さまざまな企業様・自治体様に向けて、プロモーション施策のサポートや、メディア運用の代行サービスを実施しております。
愛媛県向けのインバウンド施策や、海外ユーザー・訪日旅行者の取り込みをお考えでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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