きっかけはアニメや漫画?台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシアの人がハマっているキャラクターグッズ調査・結果発表
アジア地域No.1規模の”日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communications(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 大輔、以下 Fun Japan Communications)は、香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイのアジア5カ国におけるキャラクターおよびキャラクターグッズについて調査しました。日本への関心が高い数十万人の会員の”イマ”をご紹介します。
PICK UP
1. 多くの人がキャラクターグッズを買っている。
2. ダントツ1位はドラえもん、ポケモンも人気。
3. キャラクターライセンスの大いなる可能性。
日本人は大人も子供もキャラクター好き。各店舗で扱っている商品も、子供向けのおもちゃやぬいぐるみ、文具、衣服のほか、コスメ、中には革製品や時計など高額な商品もあり、様々な種類があります。「KAWAII」という感性を残しつつ、大人っぽさがプラスされ洗練されたデザイン。購入する年齢層も幅広く、大人の女性も多く見かけます。
香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイのアジア5カ国の人たちはどうでしょうか?キャラクターおよびキャラクターグッズについての調査結果を2回にわたってご紹介します。
調査概要
調査方法 | 各国FUN! JAPAN会員へのオンラインアンケート |
調査時期 | 2018年3月22日~2018年6月30日 |
サンプル数 | 3,336 |
キャラクターグッズが大好きなアジア人
最初の質問は、「キャラクターグッズが好きか嫌いか」。5か国どの国でも75~90%台の人が集めている、買うと答えていることから、どの国でもキャラクターグッズが好きな人が多いと言えそうです。
「好きなキャラクターグッズを探して集める」という人はマニアと言えそう。そして「好きなキャラクターグッズを見かけたら買う」という人は、マニアとまでいかなくてもキャラクター好きのはずです。
「探して集める」「見かけたら買う」の合計がもっとも多かったのはインドネシアで93%。また、「探して集める」というマニアックな人が最も多かったのはタイの33%、次に続くのが香港の27%となっています。
一方で、「キャラクターグッズは好きではないのでほとんど買わない」「キャラクターグッズは好きではないので全く買わない」と答えた人の合計は、マレーシアの6.1%が最も多く、台湾にいたっては1.9%。やはり、ほとんどの人がキャラクターグッズ好きということがわかります。
知名度NO.1の座はドラえもんが独占
14のキャラクターを例に挙げ、「知っている日本のキャラクター」を選んでもらいました。ほとんどのキャラクターがアジア5カ国どの国でも高い確率で知っていると答えられています。特に、台湾では、トップ10に入ったものが、すべて85%以上と非常に高い認知度を誇っています。
日本のアニメは、テレビでの放映から、劇場公開、DVD製品、最近ではネット配信・動画配信など様々な方法で観ることができるので、知っているキャラクターは、そんな視聴経験から選ばれたものと言えそうです。
そんな中、ダントツ1位は「ドラえもん」。アジア5カ国の全ての国でトップでした。そして2位・3位は「ハローキティ」「ポケモン」という結果の国が多数。そんな中、インドネシアは少し違っていて、「ハローキティ」よりも「ドラゴンボール」「セーラームーン」といった少年少女向けのキャラクターが人気でした。
「ポケモン」はアニメや漫画に加え、ゲーム、カードゲームなど多彩。特に、スマートフォン向けGPS位置情報ゲーム「ポケモンGO」は、今までポケモンを知らなかった層も取り込み、ポケモン人気を加速させました。
特筆すべきは、「となりのトトロ」が台湾で3位、香港で4位に入っていること。香港と台湾に、スタジオジブリのキャラクターグッズを販売するショップ「どんぐり共和国」が進出しているのも知名度の高さと関係しているかもしれません。
弊社が運営するメディア「FUN! JAPAN」でも、ジブリの商品を紹介した記事を配信しております。下記の記事は、トトロがプリントされたスカジャンを紹介した記事ですが、「トトロ大好き」などジブリ好きのユーザーからのコメントも多く寄せられました。
参照「FUN! JAPAN Taiwanの記事」:
https://www.fun-japan.jp/tw/articles/8699?vertical=lifestyle
▼トトロのスカジャンを紹介した「FUN! JAPAN」の記事
アニメ生まれではない「ハローキティ」も不動の人気
「ハローキティ」を生んだサンリオは、プレゼント用品の企画・販売を行っており、キャラクターグッズを数多く出しています。また、国内の物販にとどまらず、早くからキャラクターライセンス事業にもシフトしています。
たとえば台湾のエバー航空では2005年からキティをデザインした飛行機を日本便に使っており、現在はサンリオのキャラクターによる7種類の塗装機が運航しています。 香港でも、2015年に「HELLO KITTEY 中華軒」がオープンし、キティをかたどった料理を提供し、ハローキティのファンが世界中から訪れているそうです。
生まれた国である日本とは違う場所で、日本のキャラクターが人気を博し、ビジネスチャンスを生んでいるということ。それは本家であるサンリオの製品にも注目が集まることにも繋がります。可愛い顔をして、なかなかのやり手かも!? 日本のキャラクターからこれからも目が離せません。
次回は、「好きなキャラクター」と「よく買うキャラクターグッズ」をご紹介します。
[Fun Japan Communicationsについて]
当社は、台湾・香港・ASEANを中心に、月間最大140万人以上の”日本好き”消費者からアクセスされるコミュニティ『FUN! JAPAN』を運営しており、デジタルマーケティングを通じ、日本企業及び自治体の皆様とアジアの消費者との架け橋になることをビジョンに掲げています。このビジョンを実現させるため、当社は従来の情報発信メディアや広告プロモーションの枠を超え、購買、来店、エリアへの誘客といった、企業・自治体の皆様の課題解決にこだわったソリューションを提供しています。