アジア7か国の最新スマートフォン事情は?FUN! JAPANオンライン調査結果を発表
アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communications(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 大輔、以下Fun Japan Communications)は、台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インドのアジア7カ国に対して、人気のスマートフォン機種やアプリ、端末の購入・契約時に重視するポイントについて調査を行いました。日本への関心が高い100万人以上のFUN! JAPAN読者の“イマ”をご紹介します。
PICK UP
・スマートフォンを購入するならAndroidとiPhoneのどちらが欲しい?
・スマートフォンの購入や通信会社決定の決め手は?
・各国でよく利用されているスマートフォンアプリは?
FacebookなどのSNSで友人とコミュニケーションをとったり、インターネットで情報を調べたりするのに便利なスマートフォン。日本では大人気で多くの人が利用するモバイル機器ですが、FUN! JAPAN対象国では利用率はどうなっているのでしょうか?また、AndroidとiPhoneどちらが多く利用されているのでしょうか?利用するモバイル端末やアプリに特徴はあるのでしょうか?今回はそんな切り口で、日本好きの外国人に調査をしました。
<調査概要>
調査方法:FUN! JAPAN会員へのアンケート
調査時期:2020年1月10日~2020年2月10日
サンプル数:1,269
スマートフォンの利用率および利用期間
FUN! JAPANの展開国(台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インド)では、スマートフォンの利用率はいずれも99%以上となっており、AndroidとiPhoneの割合は各国ごとに特徴があります。
日本では、iPhoneのシェアの方が高いですが、台湾、香港、タイでは、AndroidとiPhoneを保有する比率に大差はありませんでした。マレーシア、インドネシア、インドでは、80%以上がAndroidを使用しています。ベトナムでもAndroidの利用率の方が高いという結果が出ています。利用期間に関しては、いずれも2年以上が最も高い数字になっていますが、特にベトナムとマレーシアは2年以上同じスマートフォンを使用している人の割合が過半数を超えており、1度購入すると長く使用し続ける傾向にあるようです。
次回スマートフォンを購入するならAndroidとiPhoneのどちらが欲しい?
続いて、次回に購入したい端末の種類は、各国とも前章の「スマートフォンの利用率」と連動する比率となっていますが、どの国も現在の保有割合よりもiPhoneの購入を希望するユーザーが多い増加する傾向があります。台湾でも、AndroidとiPhoneの人気は五分五分、意外にもiPhoneのほうが購入希望者の割合が多い結果にですが。他の国に比べて未定・まだ決めていないを選ぶ人の割合も多く、意外にも台湾ではiPhoneのほうが人気で、他の国の方がAndroid希望者が多い傾向にあります。
スマートフォンの購入や通信会社を決定する際の決め手は?
つづいて、利用するスマートフォンや通信会社を決めるにあたって重要だと思う項目について質問したところ、各国共通で端末の価格を重視する傾向がありましたが、最も重要視する項目には各国の特色が現れました。
台湾と香港では、通信料金や端末の価格など、料金に関する項目が上位、対して通信速度やエリアはそこまで重視されない傾向がありました。香港と台湾は、世界のインターネット回線速度ランキングでも上位に入っており、国内の通信インフラが発達しているため、端末にはこうした性能を求めていないといえます。
タイでは通信料が安い代わりに通信が不安定のため、通信の品質が上位に。
マレーシアやインドネシアでは日本のように通信会社との長期契約が必要なく、プリペイドSIMの利用が主流のため、通信料金は気にされません。また2か国とも、Instagramが大流行しており、カメラの性能を重視する傾向があります。
また、ベトナムやインドのユーザーは端末のブランドを重視する傾向があります。
ベトナムでは有名メーカーの商品や最新機種を入手したことをSNSで友人に自慢する人が多いそう。偽物のモバイルバッテリーで破損や爆発する事件が話題になったため、警戒心を持つ人が多いそうで、携帯のバッテリー持続時間を重視する傾向があります。
インドは有名メーカーの偽物携帯電話が市場の20%を占めるほど出回っているともいわれており、品質が保証されているブランドを重要視する消費者が多い傾向にあります。両国とも品質が高いMade in Japanの電気製品をお土産にするのも喜ばれるようです。
各国でよく利用されているスマートフォンアプリは?
チャット、メール、地図、SNSなどが、各国ともに上位に推移しています。マレーシアやインドネシアではゲーム関係の有料アプリも人気です。教育に力を入れる親が多いといわれているベトナムでは、教育関係のアプリが他の国より多く利用されています。逆に、台湾と香港は有料アプリの利用率が全体的に低く、音楽や動画視聴などのエンタテインメント以外は無料アプリの使用で済ませる傾向にあるようです。
特に、各国で話題となっているアプリを調べたところ、下記の通りとなりました。
台湾
日常生活に役立つアプリとしてECモルアプリ「Shopee」や「FoodPanda」という宅配サービスアプリが人気だそう。特に「FoodPanda」は日本でも人気の「Uber Eat」のようなフードデリバリーアプリで、2019年台湾Apple人気APPランキング1位を獲得しています。
香港
「PayMe」という大手銀行HSBCがリリースした振込アプリが話題になっています。電話番号もしくはSNSアカウントがあれば、どの銀行口座へ振り込みできるアプリで、クレジットカードとOctopus(SUICAのようなICカード)の支払いが8割以上だった香港では、革新的なアプリです。
タイ
「Skype」を電話がわりに使う人が多いそうです。有料ですが、通常の電話アプリより安いのが魅力だそう。
マレーシア
「WAZE」という地図アプリの利用者が人気。このアプリは、利用者が「事故があった」などを通知&コメントできるのが特徴です。
インドネシア
「Ablo」というチャットアプリが流行中。チャットとビデオチャットをリアルタイムで翻訳してくれる機能を備えており、ユーザーは母国語で世界中のAbloユーザーとのコミュニケーションを楽しむことができます。
ベトナム
「Zalo」というチャットアプリが人気になっており、LINEのように友達とチャットを楽しんだり、タイムライン上に写真や動画をアップして楽しんでいるようです。電車の遅延が日常的なインドでは、「ixigo trains」という電車の時刻検索や列車のチケット予約ができるアプリが使われています。GPS連動なので、どの駅とどの駅の間を電車が走っているかまで分かります。
スマートフォン以外に利用しているモバイル端末は?
スマートフォン以外の端末としては、タブレット端末やPCを使用するユーザーが各国とも多くいるようです。特徴的なものとしては、台湾、タイ、ベトナムのモバイルWi-Fiの利用率の高さ。特に、InstagramをはじめSNSが大人気のタイでは、パケット使い放題のモバイルWi-Fiを持ち歩く人が多いそう。ベトナムも、日本などとは違いWi-Fi接続でPCを使う人が多いため、モバイルWi-Fiが人気だそうです。
いかがでしたか?インバウンドを狙う場合でも海外売上を強化したい場合でも各国のスマートフォンやモバイル機器事情を知り、各国にあった施策を展開することが大事です。FUN! JAPANではWebサイトに加え、SNSやメールなど、様々な手段で日本に関する情報を発信しています。インバウンドや海外展開でのプロモーションにて、ぜひFUN! JAPANをご活用ください。
[Fun Japan Communicationsについて]
アジア地域No.1規模の”日本好き”コミュニティ『FUN! JAPAN』を運営(2020年2月時点のWebサイト月間ユニーク訪問数270万人、 Facebookファン数467万人、会員数120万人)。現地消費者目線で多国展開する『FUN! JAPAN』の圧倒的メディア力と、そこで蓄積されたデータ、さらには消費者との直接的な繋がりを基にデジタルとリアルの施策を組み合わせ、 100社以上のお客様に対して訪日や海外商品の売上拡大をサポートしています。