スキンケアならInnisfree!マレーシア、ハリミさんの日常 -出社準備編-
Fun Japan Labでは、各国の現地消費者に焦点をあて、最新の消費動向を明らかにしていきます。
今回は、マレーシアでイベント管理やマーケティングアシスタントをしているハリミさん。
趣味は読書のほか、マンガを読んだり、J-Pop や J-Rockを聞いたり、日本のドラマや映画を観たりすることという、かなりの日本通ですが、普段は、どのような日常生活を送っているのでしょうか?
ハリミさんの働く1日を追いながら、その消費行動を明らかにしていきましょう。
08:30~08:45 起床
ハリミさんの平日の起床はだいたい8:30過ぎ。8時半や9時が始業時間の日本からすると、少しゆっくりに感じますね。
目覚まし時計は使用せず、スマホとiPadのアラームをかけているのだそうです。 ちなみに着メロはPerfumeの「ねぇ」。
キャッチーなかわいい歌詞が気に入っているのはもちろんですが、なによりもこの曲はJ-POP好きのハリミさんの中でも、とても思い出深い曲だからなのだそうです。
というのも、このシングル曲はなんと、ハリミさんが初めて日本を訪れたちょうどその日に発売されました。
だからその旅行の間中、ずっとどこへ行っても流れていて、いろいろな場所で耳に入ってきたとのこと。この曲を聴くたびに、旅行中のいろいろなことが思い出されて懐かしくなるのだそうです。
08:45~09:30 洗顔と着替え、メイク
歯は、歯と歯茎の健康のため、ハーブ入りの歯磨き粉で磨いています。
洗顔には “Innisfree (イニスフリー)” というブランドの、ビジャオイル配合の肌トラブルをケアする洗顔フォームを使っています。香りがいいのと、洗顔後の清涼感がお気に入りのポイント。
尚、ハリミさんは、化粧品に関しては全体的に “Innisfree (イニスフリー)” のものを多く使用しているそうです。
“Innisfree (イニスフリー)” は、健康的な美しさを求める女性に人気の韓国コスメ。土壌汚染のないクリーンな土地で栽培されたハーブを使用しているブランドで、地球に優しいエコ容器を使用しているのだとか。
ちなみに、このブランドでの一番人気は「火山ソンイ毛穴マスク」というアイテムだそうで、毛穴からきれいになれると評判なんだそうです。
洋服に関しては、持っている洋服の大半…おそらく35%くらいは、マレーシアの”ユニクロ”で買っています。
理由は、”ユニクロ” の「カジュアルだけどスタイリッシュ」なデザインが好きなのと、あとは品質が良いから。
一時期パンクファッションにはまっていて、SEXPOT ReVeNGeのTシャツも持っています。訪日旅行で原宿に行ったときに、3,500円で買いました。
毎日使っているハンドバックは、日本製だけどノーブランドのもの。こちらは原宿のショップで8,500円でした。
実はハリミさんはこのバックが大のお気に入り。全体に施されたガイコツのエンボス加工がとてもツボなのですって。パンクでしょ?
お財布は同じく日本旅行の際、成田空港にて16,500円で買った、日本のブランド “Samantha Thavasa (サマンサタバサ)” を使っています。
さて、続いては、出勤前のお化粧タイム。
ハリミさんは、普段のメイクに関してはシンプルでナチュラルなのが好きとのこと。
まずはお肌の保湿のために、洗顔フォームと同じブランド、”Innisfree (イニスフリー)” のグリーンティフェイシャルミストを全体にスプレーします。
まぶたには同じく “Innisfree (イニスフリー)”の皮脂を抑えるノーシーバムパウダーを使っています。「油とり紙パウダー」ともいわれ、肌がさらさらになります。価格はだいたい800円くらい。
Tゾーンには導入液を使ってから “Missha(ミシャ)”のBBクリームを塗り、リップは、気分によって “Innisfree (イニスフリー)” のリップバームか、”Wet n Wild (ウェットンワイルド)” のリップティントを使っています。
“Missha(ミシャ)” も韓国発のコスメブランドで、天然植物エキス成分を配合している点がセールスポイント。特にこのブランドの製品には、アレルギーテストをパスした植物由来の保湿成分が配合されていて、さらに事前のモニタリングテストをおこなっているため満足度が高いのだとか。
一方、”Wet n Wild (ウェットンワイルド)” は1979年にNYで生まれ、現在はロサンジェルスやカリフォルニアを拠点とするアメリカ発コスメブランド。400本以上をテストした口紅研究の結果でも鉛を含まない安全な口紅として上位にくるほど、安全性を重視した製品が人気なのだそうです。
ちなみにFun! Japanで蓄積されている、マレーシアの化粧品に関する消費者ニーズの集計がこちら。
ハルミさんと同様、マーケット全体でも、「保湿」に関するニーズがダントツでトップ。もちろん年齢層やライフスタイルによってもニーズは変わりますが、マレーシア市場を攻略する際には、これらニーズに沿った商品展開も一つの切り口になるかもしれません。
09:30~10:00 通勤時間
職場までは、たいてい車で通勤します。
所要時間はたいだい30~40分。
マレーシアで主要道路がものすごく渋滞するのは朝の7:00~9:00ごろと夕方は5時半~7時半くらい。ハリミさんは出社時間が少し遅めの10:00なので、朝の渋滞も少しはマシなようです。
マレーシアは多民族国家と言われていますが、実際にはイスラム教を信仰するマレー民族が人口の大多数を占めています。
特に金曜日は多くのイスラム教徒の人々がお祈りのためにモスクへ集まることから、モスク周辺には路上駐車が多くなり渋滞がひどくなるのだそうです。
ちなみに、このような道路事情であるマレーシアの自動車に関するニーズを見てみると、1位の「安全性能」に続いて「燃費の良さ」も肉薄しています。
渋滞が激しく運転に長い時間を要するマレーシアでは、特にアイドリング時の燃費に対して気を遣う消費者が多く、もしかすると、「アイドリング時の燃費改善」という視点も、消費者に刺さるメッセージとして有効なのかもしれませんね。
マレーシアは、中華系移民やマレー民族、インド系移民など様々な民族で構成されています。そして、互いに基本的に不可侵のスタンスで、それぞれが独自の言語、宗教、生活習慣、民族衣装、食生活などの文化伝統を大切にして生活しています。
お互いを尊重して共生していますが、それでも時には「インド系タクシードライバーは悪質」「中華系は比較的安心」など、民族による噂をすることもあるのだそう。
もちろん一概にはいえず、「人による」というのが本当のところなのですが。
さぁ、では次は「お仕事編」です。
ハリミさんは、どのようなオフィスでどのような働き方をしているのでしょうか。