マレーシアでは日本食が広く好まれる? FUN! JAPAN会員の調査結果とは!?
マレーシアに広く浸透している日本食
FUN! JAPANに蓄積された多くの会員データから、各国の市場の実態を解き明かす連載シリーズ、FUN! JAPAN Analitycs。
今回のテーマは「マレーシアでの好きな日本食」の調査です!!
ご存知のとおり、マレーシアは中華系、マレー系、インド系など、様々な民族が一緒に生活してる多国籍国家。
そのため、宗教や文化などによって食に関する嗜好やルールも、多種多様でひとくくりにはできにくい市場です。
でもそんな市場の中でも日本で有名なチェーン店が多数進出しており、マレーシア人にとって日本食はとてもなじみ深いもの。
実際、FUN! JAPAN会員の中でも93%の会員が「たくさんの国の中で日本の料理が一番好き」と答えています。
多国籍国家ならではの、多種多様な食生活を送るマレーシアでは、いったいどのような日本食が好まれているのでしょうか?
よく食べる日本料理は少し意外な結果
こちらはFUN JAPAN会員が答えた「よく食べる日本料理」についての回答。
寿司、ラーメン、天ぷらはもちろんのこと、魚や鶏肉料理、海藻でできた食品など、海外展開しているメジャーなメニュー以外も割合的に高い点が特徴です。
特に、豆腐食品については、何と3人に1人が良く食べるという結果に!!
日本でも豆腐食品のみを食べるという機会はそれほど多くないため、定食などの一品や、うどんのトッピングとして定番の油揚げなどが食べる機会としては想定されます。
その中で、どうやって「豆腐」という言葉を知ったのか、・・・とても興味がありますよね。
一方、発酵食品(漬物、納豆)も10人に1人はよく食べると回答しており、マレーシアでは幅広い日本食が受け入れられているという傾向が伺えます。
お菓子では和菓子やせんべいも人気!?
次に見てみるのは、「よく食べるお菓子・デザート」についての回答。
アイスクリーム、チョコレート、ケーキ、スナック菓子など、日本でも人気の高い商品群が上位に並んでいます。
一方、まんじゅう・あんこ・おはぎといった和菓子が3人に1人、そしてせんべいも同じく3人に1人くらいがよく食べると回答をしています。
ご存知のとおり、マレーシアは半数以上がイスラム教徒。
そしてイスラム教徒は戒律によってお酒を飲むことができないため、嗜好品として甘いものを食べたり飲んだりする機会が多いことでも有名です。
そのためか、最近はカロリーを気にする人も増えており、ヘルシーな食品が好まれる傾向にあるそうです。
もしかすると、和菓子やせんべいには比較的カロリーが少ないイメージがあるため、これらの商品に人気が集まっているとも考えられます。
今後もヘルシーさを前面に出せばさらにチャンスが大きくなっていくマーケットなのかもしれませんね。
日本の好きな調味料は伝統的なものが強い!!
最後は「好きな日本の調味料」についての結果。
トップ3は、醤油、わさび、味噌、です。
また特徴としては、マヨネーズを選ぶ人が10人のうち4人も存在しているという点。
欧米系のマヨネーズは、一般的には「甘い」ものが多いという話を聞きますが、日本ならではの酸味の混じった独特の味はマレーシアでも受け入れられ始めているのかもしれませんね。
日本ですとサラダはもちろん、お好み焼きやたこ焼きなどにも利用しますが、どのようにして食べているのか気になるところです。
「日本らしさ」にニーズが強いマレーシアの日本食市場
さて、マレーシアの日本食の市場の調査結果はいかがでしたでしょうか?
一般的によく聞く日本食メニューや食材はもちろん、より「日本らしさ」が強調された商品に対するニーズも高い市場だということが言えるのではないでしょうか?
もちろん、多国籍国家であるマレーシアの場合、こちらのデータをさらに民族別、宗教別、年齢別等に切り分けると、より興味深い情報が出てくることが予想されます。
FUN! JAPANでは、こういったマスの調査結果に加えて、さらに1人1人の細かい会員データを多数保有しています。
そして、それらのデータをより深堀りしたい、あるいはセグメントを絞って消費者の認知を高めたいという様々な業界のお客様からたくさんのご依頼をいただいています。
とても興味深いマレーシアの市場。知りたいことがあれば、是非、お気軽にお問い合わせください!!