インバウンド・海外情報

大阪府のインバウンド・訪日外国人観光客データと旅行の傾向

この記事では、アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communicationsが、これまで企業・行政のインバウンド施策支援を行ってきた知見をもとに、大阪府のインバウンドに関するデータと訪日外国人旅行者の需要動向を解説していきます。

データで見る大阪府のインバウンド状況

訪日観光客数(2019年)

2019年の大阪府の訪日外国人客数は12588236人で、全国2位。
大阪府は関西地方に所属しており、インバウンドの観点からは、東京に次ぐ規模といえます。大阪城や通天閣、大阪独特の食文化、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや関西国際空港など、主要な観光地が狭範囲にまとまっており、アクセスが良いことが、訪日旅行者旅行しやすい理由といえます。多言語対応、WiFi対応も発展しており、今後も訪日旅行者数が増えていくと考えられます。

訪日観光客数の推移

国別、訪日観光客数の推移

2019年の訪問者数を国籍、地域別にみると中国が訪問者の44.83%を占め、大阪に最も多く訪れています。続いて韓国が12.76%、台湾10.14%、香港5.71%、米国3.87%となっており、この上位5カ国で全体の77.31%を占めています。

インバウンド消費額(2019)

・インバウンド消費額は8042億円で全国2位。

・1人1回あたりの旅行消費額単価は63889円で全国6位。

・1人1泊あたりの旅行消費単価は20425円で全国1位。

インバウンド消費額の国別割合(2019)

2019年のインバウンド消費割合を国籍、地域別にみると中国がインバウンド消費額の54.45%を占め、大阪で最もたくさんお金を使っています。続いて韓国が11.3%、台湾8.22%、香港6.05%、タイ3.12%となっており、この上位5カ国で全体の83.14%を占めています。

費目別消費内訳(2019)

大阪府における2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、買物代が消費額全体の53.94%を占め、続いて宿泊費が20.66%,飲食費が19.12%となっています。

アジアの訪日外国人の意見

大阪府に対するアジアの訪日外国人観光客の第一印象

ショッピングスポット満載で、たこ焼きや串カツなどの大阪グルメも有名な道頓堀や心斎橋、世界的に人気なテーマパークUSJなどが、FUN! JAPANの全対象国で知られています。また大阪城は、台湾、香港、ベトナム、タイで知られています。グルメについては、たこ焼き、お好み焼きといった手軽に食べられるものが人気です。

大阪府でアジアの訪日外国人観光客に人気の観光地

大阪城や心斎橋、道頓堀などは、全対象国のユーザーに有名です。また人気テーマパークUSJは訪日旅行者にも有名で、タイ、台湾、香港の観光客がよく訪れるようです。また、訪日リピーターの多い台湾や香港の旅行者の間では、難波、梅田も知られています。

大阪府でアジアの訪日外国人観光客に人気の体験、アクティビティ

人気テーマパークのUSJはタイ、台湾、香港でとても知名度が高いです。また、大阪にはショッピングや繁華街、食べ歩きのイメージがあるため、台湾、香港、タイ、ベトナムで人気があります。

大阪府でアジアの訪日外国人観光客に人気のグルメ

いずれの国においても、大阪といえば、食べ歩きグルメやB級グルメのイメージがあるようです。特にお好み焼きやたこ焼きは有名で、すべての国のユーザーの回答に名前が出ました。

大阪府でアジアの訪日外国人観光客に人気のおみやげ

いずれの国においても、定番かつ人気のおみやげは、たこ焼き味のお菓子や、たこ焼き関連のキーホルダーなどのグッズでした。

大阪府でアジアの訪日外国人観光客に人気の宿泊エリア

いずれの対象国も、旅行の際には他観光地にもアクセスしやすいよう、梅田、心斎橋、新大阪、難波周辺に宿泊する旅行者が多いようです。また、香港以外の対象国では天王寺も人気の宿泊エリアのようだ。


参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計


いかがでしたか?都道府県によってインバウンドの有効な施策や、外国人旅行者からの需要は異なります。弊社Fun Japan Communicationsでは、これまでの知見を活かし、さまざまな企業様・自治体様に向けて、プロモーション施策のサポートや、メディア運用の代行サービスを実施しております。
大阪向けのインバウンド施策や、海外ユーザー・訪日旅行者の取り込みをお考えでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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