大阪心斎橋のベルギーワッフルとパンケーキのお店に夢中!マレーシア、ハリミさんの日常-お仕事編-
Fun Japan Labでは、各国の現地消費者に焦点をあて、最新の消費動向を明らかにしていきます。
今回は、前回に引き続きマレーシアでイベント管理やマーケティングアシスタントをしているハリミさん。
趣味は読書のほか、マンガを読んだりJ-Pop や J-Rockを聞いたり日本のドラマや映画を観たりすることというかなりの日本通ですが、お仕事の現場やブレイクタイムでも日本好きは発揮されているのでしょうか。
ハリミさんのお仕事の様子を訊いてみました。
10:00~18:30 お仕事タイム
ハリミさんはイベント管理の仕事をしています。
イベントはテクノロジー関係の展示会がメイン。
まずはブース出展者を確保してデモやプレゼンテーションを行う人を調整し、当日までに出展、出席される人がちゃんと準備ができているかを、ひとつずつ確認していきます。
そしてイベント当日は展示会に出向いて、デモを行う人やデモそのものがきちんと運営されているかを確認、管理するのです。
このあたりの作業工程は、日本のプロモーション会社や展示会会社のお仕事内容と、同じような雰囲気ですよね。
そのほかにも、ハリミさんは、会社の消費者調査部門にて、いろいろな調査関係のお仕事のアシスタントもしています。
そして働いている会社の従業員だと、PCなどのIT機器はアメリカのヒューレット・パッカード製品を使うことがスタンダードなのだそうです。
また、ハリミさんが消費者調査活動で働くときはいつでも、マイクロソフト社のたくさんのエクセルやパワーポイントを扱っています。
扱う量の多さから、作業を効率的に行うために外部接続のモニターを使う必要もあるくらいだとか。
そんなデジタル機器に囲まれた仕事を進める一方、ハリミさんはメモ帳にTODOリストをつくるクセがあるので、アナログのメモ帳はとても利用頻度の高い重要なお仕事アイテムです。
「こんな方法はもう古いかな」と思うものの、ハリミさんにとってはそのやり方が一番効率的なのだそうです。
また、ハリミさんが自分の会社で「ここはいいよね」と思っているところは、オフィスがフリーアドレスを採用しているところ。
社内での座席が決まっておらず、日々、自分の座りたい席に好きに座れるので、毎日新しい気持ちで仕事に取り組めます。
でも、毎日席が変わるのでテーブルスペースを自分の興味のあるもので飾れないのは、ちょっと残念で欠点かなとも思っているのだそうです。
ちなみに、私たちFun! Japanのオフィスもフリーアドレスを採用しています。
また、リラックスして作業を進めるために、勤務時間中も音楽を聴いています。
自分のお気に入りのYouTubeのプレイリストに簡単にアクセスできるので、J-POPやJ-ROCKのほか、Perfume のミュージックビデオも流しています。
こちらが実際のYouTubeの画面。ハリミさんにとって、音楽といえばいつも日本系なんですね。
このように比較的自由な雰囲気のオフィスですが、マレーシアの人達が就職する際に会社で重視する点は何だと思いますか?
少し母数は少ないのですが、Fun! Japanの会員情報からみたトップ5の要素がこちら。
給料の多さが上位にきているかと思いきや、「やりがい」や「自分の成長」が3位以下を離してトップ2となっています。
一方、日本のように「企業のブランド力」を求めるユーザーは比較的少なく、マレーシアでの就職前線では個人と仕事とを紐つけたかなりアグレッシブで前向きな姿勢が伺えます。
マレーシアでの雇用促進または進出を検討される場合は、上記のようなメリットを訴求してもいいのかもしれませんね。
13:00~14:00 ランチタイム
お昼に何を食べるかは、本当に日によってまちまちです。
時折、安さを求めて「Mamak」に行きます。
Mamakは、賞を獲得したこともあるマレーシアレストランで、シドニーやメルボルンにも支店があります。
クアラルンプールの露店にちなんで名づけられ、インディアンマレーのストリートフードを提供していて、本格的な伝統の味とフレンドリーなサービスで人気があるんです。
また、なんとなく「自分にご褒美をあげたいな」という日は、同僚と一緒に日本食や韓国料理のレストランに食べにいくこともあります。
とても高いのですが、その価値はあるといいます。
こちらは韓国料理店でオーダーしたビビンバのメニュー。アツアツに焼いた石製のお椀に入った本格的な料理ですよね。
ちなみに、マレーシアではどの国の料理が最も好まれているのか、Fun! Japan会員に確認してみた結果がこちら。
日本好きが集まるFun! Japan会員だから、という特性があるのかもしれませんが、日本料理とマレーシア料理がトップ2となっています。
しかしながら、一番人気の日本料理のお店に何度も行くかというとどうやらそうではない模様。
ハリミさんのコメントにもあったとおり、日本料理は価格が高い場面も多く毎日は手が出せないようです。
しかし価格だけではなく、お店の場所や美味しさなど「情報不足」を原因に挙げるユーザーの存在も否定できません。
これらの情報を的確に伝えることができれば、少し価格が高くてもリピーターになってくれるユーザーが増加するのかもしれませんね。
さて、少し話がそれてしまいましたが、再びハリミさんのランチタイムのお話に戻りましょう。
「とにかく素早く食べたい!」という日は、「Maison de Gigi (メゾンドジジ) and Crispy Crust」が最近お気に入りになった場所とのことです。
テイクアウトでワッフルと飲み物を買って、サッと済ませます。
ちなみに、メゾンドジジは、大阪心斎橋にあるベルギーワッフルとパンケーキのお店です。
丸い形のLiege waffle(リエージュワッフル)と四角い形のBrussels waffle(ブリュッセルワッフル)をテイクアウトでもイートインでも食べることができます。
マレーシアではテイクアウトとフードコートのお店を展開しているようです。
「CROFFLES」というクロワッサンとワッフルを組み合わせた感じのオリジナルメニューが人気で、これはマレーシアだけで販売されている様子。
日本でも食べたいですね。
16:00~16:30 休憩タイム
時には、同僚と一緒にコーヒーブレイクも楽しみます。
ずっと集中して仕事をし続けるのは無理ですからね。
会社の隣にあるショッピングモールまで歩いて行って、コーヒーとデザートを買ってきます。
一旦オフィスを離れるというのも、いいリフレッシュになっています。
19:00 お仕事終了!
ハリミさんはたいてい車をショッピングモールの中の契約駐車場に停めているので、仕事が終わると会社の隣にあるショッピングモールへ歩いていきます。
だから仕事終わりにショッピングモールに通う(?)のがほぼ日課となっています。
車に乗るためだけの通り道ならいいんですが、ついついいろいろなものを見てしまって、買いたくなってしまうのだそう。
特に外食をして帰るときは、食事をした後にショッピングモールに車をとりに戻るので、気分もゆったりとなってしまい散財しがち。
「ああでも、今日もよくがんばったので、おいしいものでも食べに行こうっと」という気分になるのだそうです。
さて、ハリミさんのお仕事風景はいかがでしたか。
勤務時間中に好きな音楽を訊いたりおやつを買いにでかけたりと、日本に比べるとのびのびと仕事をしている雰囲気。
リラックスはするけどやるときはやるといったメリハリがあって効率は良さそうですね。
さて次は、夕食から帰宅後の様子です。
ハリミさんは、どんな場所でどんな夕食をとり、そして夕食後はどのような生活を過ごしているのでしょうか?