インバウンド・海外情報

滋賀県のインバウンド・訪日外国人観光客データと旅行の傾向

この記事では、アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communicationsが、これまで企業・行政のインバウンド施策支援を行ってきた知見をもとに、滋賀県のインバウンドに関するデータと訪日外国人旅行者の需要動向を解説していきます。

データで見る滋賀県のインバウンド状況

訪日観光客数(2019年)

2019年の滋賀県の訪日外国人客数は219775人で、全国33位。
関西地方の滋賀県は、京都観光と合わせて訪れる旅行者の多い県です。滋賀ならではの魅力発信や観光資源開発に積極的なイメージはあまりありませんが、琵琶湖は訪日旅行者の間でも有名です。京都旅行や他の関西圏と合わせて周遊する訪日旅行者を取り込めるようプロモーションを展開すれば、インバウンド客増加の伸びしろがあると予測される。

訪日観光客数の推移

国別、訪日観光客数の推移

2019年の訪日観光客数は、国籍、地域別にみると台湾が訪問者の33.28%を占めています。続いて中国が24.89%、香港11.37%、韓国5.88%、米国5.24%となっており、上位5カ国が全体の80.66%を占めています。

インバウンド消費額(2019)

・インバウンド消費額は67億円で全国34位。

・1人1回あたりの旅行消費額単価は30500円で全国28位。

・1人1泊あたりの旅行消費単価は5829円で全国41位。

インバウンド消費額の国別割合(2019)

2019年のインバウンド消費額の割合を国籍、地域別にみると中国がインバウンド消費額の45.31%を占め、続いて台湾が12.24%、米国8.4%、韓国7.09%、香港4.23%となっており、上位5カ国で全体の77.27%を占めています。

費目別消費内訳(2019)

滋賀県における2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、飲食費が消費額全体の39.28%を占め、続いて宿泊費が37.19%,買物代が18.48%となっています。

アジアの訪日外国人の意見

滋賀県に対するアジアの訪日外国人観光客の第一印象

日本最大の湖である琵琶湖。周辺には、びわ湖テラスなどの展望スポットやロープウェイ、レイクビューカフェなどが点在し、リピーターの多い台湾人やタイ人の旅行者には知名度があります。また、滋賀県のマスコットキャラクター、ひこにゃんは、台湾の日本好きの間で有名です。しかし、タイ以外の東南アジア諸国のユーザーには、滋賀県はあまり知られていない県のようです。

滋賀県でアジアの訪日外国人観光客に人気の観光地

インドネシア、マレーシア、ベトナムのユーザーからは具体的な観光地名は出て来ず、滋賀県の観光地についてあまり印象がないようです。ただ、琵琶湖は台湾やタイのユーザーには知られています。また、香港ユーザーには箱館山スキー場、三井アウトレットパークなどのスポットは知られていました。

滋賀県でアジアの訪日外国人観光客に人気の体験、アクティビティ

訪日リピーターの多い台湾、香港、タイの旅行者には、琵琶湖巡りが有名なアクティビティのようです。また、香港人には箱館山スキー場でのスキー体験、三井アウトレットパークでのショッピングなどが人気があります。

滋賀県でアジアの訪日外国人観光客に人気のグルメ

台湾人や香港人、タイ人のユーザーは、そろって近江牛と回答しました。やはり和牛は地名度が高いようです。
しかし、残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムのユーザーからは具体的なご当地品の名前は出ず、滋賀県のグルメの印象はとくにないようでした。

滋賀県でアジアの訪日外国人観光客に人気のおみやげ

いずれの対象国においても、滋賀県のおみやげについて具体的な名称は出て来ず、印象がないようです。

滋賀県でアジアの訪日外国人観光客に人気の宿泊エリア

訪日リピーターの多い台湾、香港、そしてタイの間では、琵琶湖周辺が人気の宿泊エリアのようです。残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムの旅行者には、人気の宿泊エリアの印象はとくにないようです。


参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計


いかがでしたか?都道府県によってインバウンドの有効な施策や、外国人旅行者からの需要は異なります。弊社Fun Japan Communicationsでは、これまでの知見を活かし、さまざまな企業様・自治体様に向けて、プロモーション施策のサポートや、メディア運用の代行サービスを実施しております。
滋賀県向けのインバウンド施策や、海外ユーザー・訪日旅行者の取り込みをお考えでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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