福井県のインバウンド
福井県は中部地方に所属しており、日本海側に位置する。東尋坊など観光地が多数あるものの、訪日旅行者の間では認知度が足りないようだ。そのため訪問率や訪問数共に全国最下位となっている。認知度、アクセスの困難さから、インバウンド産業が伸び悩んでいるようだ。
データで見る福井県のインバウンド状況
訪日観光客数(2019年)
2019年の福井県の訪日外国人客数は66832人で、全国46位。
訪日観光客数の推移
国別、訪日観光客数の推移
2019年の訪日観光客数を国籍、地域別にみると台湾が訪問者の25.23%を占め、福井県に最も多く訪れている。続いて香港が24.48%、中国12.03%、韓国5.74%、米国5.73%となった。この上位5カ国で全体の73.21%を占めている。
インバウンド消費額(2019)
・インバウンド消費額は18億円で全国47位。
・1人1回あたりの旅行消費額単価は27719円で全国32位。
・1人1泊あたりの旅行消費単価は5059円で全国44位。
インバウンド消費額の国別割合(2019)
2019年のインバウンド消費割合を国籍、地域別にみると中国がインバウンド消費額の19.49%を占め、福井県で最も多く消費している。続いて米国が16.98%、香港16.73%、フィリピン13.22%、台湾8.84%となった。この上位5カ国で全体の75.26%を占めている。
費目別消費内訳(2019)
福井県における2019年のインバウンド消費額を費目別でみると、飲食費が消費額全体の34.88%を占め、続いて買物代が30.73%,宿泊費が30.7%となった。
アジアの訪日外国人の意見
福井県に対するアジアの訪日外国人観光客の第一印象
福井県は、来日経験が少ないインドネシア人やマレーシア人の間では、イメージがまったくない方が多い。台湾人やタイ人の間では恐竜博物館がすぐに思い浮かぶこともある。香港では、テレビ番組で紹介されたおかげなのか、カニが第一印象の方もいる。
福井県でアジアの訪日外国人観光客に人気の観光地
訪日リピーターの多い台湾、香港とタイでは、恐竜博物館が人気な観光地。タイ人に関しては、東尋坊も人気だ。
福井県でアジアの訪日外国人観光客に人気の体験、アクティビティ
いずれの国においても、福井県のアクティビティについて、印象がないようだ。
福井県でアジアの訪日外国人観光客に人気のグルメ
台湾、香港、タイで同時に出たキーワードがカニで、台湾はサバも人気のグルメと回答。残念ながら、インドネシア、マレーシア、ベトナムでは福井県のグルメは、印象にないようだ。
福井県でアジアの訪日外国人観光客に人気のおみやげ
いずれの国においても、福井県のおみやげについて、印象がないようだ。少数意見ではあるが、台湾は恐竜グッズが人気なおみやげと回答している。
福井県でアジアの訪日外国人観光客に人気の宿泊エリア
福井市はFUN! JAPAN対象国すべてにおいて人気がある。加えて台湾は越前市も挙がった。
参考資料:訪日外国人消費動向調査(官公庁)、訪日外客数の動向(JNTO)より推計
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